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夜光怪人 (角川文庫)

夜光怪人 (角川文庫)

夜光怪人 (角川文庫)

作家
横溝正史
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-10-24
ISBN
9784041129142
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夜光怪人 (角川文庫) / 感想・レビュー

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marty@もぶおん学

高価な宝石を盗む夜光怪人を追う少年・御子柴進と新聞記者・三津木俊助の冒険譚。彼らに加勢する金田一耕助が登場するのは物語半ばから……なのだが、初出(S24.5)は由利先生ものだったせいか、夜光怪人の真の狙いである海賊の財宝が隠された島のほど近くにある「獄門島」に初めて上陸した設定に。せっかく探偵役を金田一に変えたのなら、せめて磯川警部と獄門島に乗り込むとか、駐在の清水巡査や儀兵衛翁と旧交を温めたりとか、再会適わずの早苗さんに密かに思いを馳せるとか、そんな描写が欲しかった。

2024/02/25

コブタ

作者得意のおどろおどろしさは御子柴少年が出てくるからか少々で、宝石を奪うことが全面に。と思ったら、サーカスは出てくるは、上野公園の地底穴居は出てくるは、最後には金田一耕助馴染みの獄門島まで。久しぶりの横溝先生を楽しく読みました。

2022/12/17

chocoうさぎ

どうも小中学生向けに書かれたものらしい。乱歩の「少年探偵団」風のノリで、いつもの横溝先生のドロドロが全く無い活劇風。特異な扮装をした夜光怪人が狙う宝石、実は本当の狙いは海賊の島に隠されたお宝で、と話はデカくなっていく。人質の少年の背中に浮かぶ刺青、発光する犬、大金持ちの盛大なパーティー、真珠王、探偵、などなど、まるでシャーロック・ホームズか!横溝先生もこういうのも書くんだなという作品でした。でもやはり「金田一シリーズ」の様なドロドロが好みです。

2023/08/31

まめやっこ

ジュブナイルになったとたんどうしてこんなに面白くなくなってしまうんだろう…と思っていたのだが、理由がわかったような気がする。私は横溝先生の書く「大人の憎悪」が醸し出す暗い淀んだ空気感が好きなんだろうな、と。ジュブナイルからはそれらを取っ払っているので、ただただ物足りなく感じてしまう。表題作も動機を「ただの金銭欲」で描いているのでこんなに長くする必要ある?みたいな仕上がりになってしまっている。他2篇もトリックはいいと思うんだけど犯人のやることが荒っぽ過ぎるんだよな。(笑)

2023/01/07

そーだ

よ5-67

2023/06/06

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