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ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 (角川文庫)

ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 (角川文庫)

ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 (角川文庫)

作家
中山七里
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-08-24
ISBN
9784041135679
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ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

シリーズ6作目は民間医療と先端医療の狭間で藻掻く患者達の姿を題材にした物語。苦痛ばかりで一向に効果がなく高額な費用が掛かる先端医療。対して自身の自然治癒力を最大限に活かし病を治す手法を売りとする民間医療。どちらの治療が患者の為となるのか。当然の如く後者の治療には裏がありカルト宗教的な要素も含まれてはいるものの「病は気から」と言う言葉もあり一概に効果がないとは言えない。藁にもすがる家族の思いを弄ぶ団体に犬養が立ち向かう。今回はちょっと浅薄な印象。最初のプロローグが良かっただけに足早なストーリー展開に感じた。

2024/01/20

イアン

★★★★★★☆☆☆☆民間療法の闇に焦点を当てた刑事犬養隼人シリーズ第6弾。娘・沙耶香の病気が縁で知り合った少年が、自宅療養に切り替えた1ヵ月後に病死する。全身に残された痣を不審に思った犬養が非公式に調べを進める中、酷似した痣を持つ女性の自死体が発見され…。2人の背後に見え隠れするカルト団体。怪しげな主宰の男は救世主なのか、ペテン師なのか。中山作品にしてはどんでん返しは控えめな印象。個人的には、「個人の感想です」を免罪符に効果を喧伝する民間療法には胡散臭さしか感じない。ちなみにこのレビューも個人の感想です。

2023/11/14

sin

医療の影の部分に対するメッセージ性の高い導入に始まり、宗教じみた団体の詐欺まがいの医療行為の描写に至り、藁にもすがる想いから民間療法に家族の治癒を託さざるを得なかった心情まで、なかなかの手応えを感じたが、ある登場人物の殺害から物語に失速感を抱いてしまった。その殺人が導入部分に直結するのだが、なんだか取って着けた様に感じて意外な真相と云うには物足りない。余談だが思いもよらない知人の訃報に(それも続けて二人)触れて癌の恐ろしさを実感したばかりなので違った切り口で医療をテーマにした物語を読んでみたいと思った。

2023/08/29

dorimusi

刑事犬養隼人シリーズ第6弾。今回は自由診療と民間診療問題。民間診療はどうしても新興宗教ぽさもでるよね。ということでカルト問題にも踏み込むけど実在の宗教は匂わせない感じだった。このシリーズはミステリではあっても推理ものではないって感じですね。ユーちゃんの方、気付ける要素ない気がするし。

2024/02/01

タルシル📖ヨムノスキー

もし根治が難しい難病にかかったら、標準的医療で治療を継続するか、高額の高度最先端医療を試すか、それとも現代医療に見切りをつけて民間療法に頼るか…。コレは実に難しい問題。もし自分だったら、妻や子供だったら、自分の親だったら…。その場になってみないと何とも言えないけれど、病気治療と新興宗教が結びつくのだけは許せない。とても考えさせられるテーマを内包した物語ですが、冒頭のエピソードが物語のどこと繋がってくるのかが気になって、読む手が止まりませんでした。犬飼さんのバディとしてメキメキ成長してきた高千穂さんが素敵。

2023/08/27

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