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俺と師匠とブルーボーイとストリッパー (角川文庫)

俺と師匠とブルーボーイとストリッパー (角川文庫)

俺と師匠とブルーボーイとストリッパー (角川文庫)

作家
桜木紫乃
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-12-22
ISBN
9784041141007
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俺と師匠とブルーボーイとストリッパー (角川文庫) / 感想・レビュー

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セシルの夕陽

この物哀しいのに明るい、そして前に進んでいく話、大好きだ♡ 桜木紫乃作品は3冊目、初の明るい作品✨ 舞台は作者出身地の釧路のキャバレー『パラダイス』 主人公はそこで下働きをしている青年:章介。パラダイスに年末年始のショータレント3人がやって来る。北東の果ての凍てつく土地の哀愁と、いろんな人生を背負った人たち。タレント達と共同生活をする内に、章介も成長していくのだ。ブルーボーイという表現を初めて知った。シャンソン歌手やストリッパー、マジシャンの海千山千の人生論に唸った。今年のベスト10ランクイン候補⭐️

2024/04/04

猫ぴょん

桜木紫乃さんの本はほぼほぼ読んでるけど、本作は輝くNo.1✨✨✨読み終わった瞬間思う。 めっちゃ続き読みたい。 なんだかね読みながら我も一緒にそこに「居る」ような気がしてたもんね。 いやもうハート鷲掴み✨ 切ないけど良きお話しでございました。 そうそう木崎さんが脳内で安田顕さんに変換😍うふふ

2024/04/14

カブ

北海道の寒い冬を舞台に、場末のキャバレーの下働きの章介が自分の生きる道を探って行く物語。手品ができないマジシャン、大女みたいな男の歌手、年増の踊り子の3人の芸人と1ヶ月一緒に暮らす章介が変わっていくのが愛おしい。続きがあるなら読みたい。

2024/01/31

Kazuko Ohta

久しぶりの桜木紫乃に、あぁやっぱり私が読みたい作家だと思っていたのに、しばらく進むと桜木紫乃を読んでいるということを忘れてしまいました。まるで高殿円の『グランドシャトー』を読んだときと同じ高揚感に駆られる。博打のためなら女房も売るような人でなしの父親が死に、母親とも離れてキャバレーに勤める章介。わずかな喜怒哀楽を表す場面もなかったような日々が、ドサ回りの芸人3人とひと月共同生活を送るうちに変わります。楽しくて、切なくて、永遠に読み終わりたくない気持ちに。北の国のキャバレーの話も最高だ。人生って、悪くない。

2024/03/25

ゆみのすけ

北海道のキャバレーで照明係として働く僕。そこにやってきた手品のできないマジシャン、ブルーボーイの歌手、年齢をサバ読んでいるストリッパー。彼らは共にキャバレーで働き、夜は寮で共同生活をすることに。実の父親が亡くなっても、悲しみを覚えることなく日常を変わらず送っていた僕が、3人と暮らし、次第に相手への思いやり、労りを思い出していく。一緒に鍋を囲み、酒を飲み、ラーメンを啜り、海を見て、わちゃわちゃする。このひと冬、彼らは確かに家族だった。相手への思いやりに満ちたあったかい物語。

2024/02/25

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