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劇場舎人 ずっと売れたい漫才師

劇場舎人 ずっと売れたい漫才師

劇場舎人 ずっと売れたい漫才師

作家
塙宣之
出版社
KADOKAWA
発売日
2024-03-01
ISBN
9784041141991
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「劇場舎人 ずっと売れたい漫才師」のおすすめレビュー

ナイツ塙氏の新作で描かれる現代のお笑い無法地帯。自由すぎる師匠たちの大活躍。その果てに見えてきた、数多の師匠たちが立ち続ける舞台の魅力とは?

『劇場舎人 ずっと売れたい漫才師』(塙宣之/KADOKAWA)

 あらゆる場面でコンプライアンスが重視される昨今。昭和から平成、令和と時代が進むにつれ、型破りな行動が許される環境は減り、乱立されるハラスメントを避けるように人間同士の関係も希薄になっている感覚はないだろうか。

 とくに芸人の世界でコンプライアンスに苦しむ人は多い。手段を問わず「おもしろさ」を追求する芸人の世界であっても、清廉潔白を求める世間の風潮に阻まれて自由に表現できなくなっている。

 そんな時代の中で、舞台に命をかけた師匠たちが自由に暴れられる場所。それが浅草にある劇場「浅草 東洋館」だ。

 本作『劇場舎人 ずっと売れたい漫才師』(塙宣之/KADOKAWA)は、一般社団法人漫才協会の会長でありM-1グランプリで審査員も務める塙宣之氏(お笑いコンビ「ナイツ」のボケ担当)が、浅草 東洋館をはじめとした劇場、そしてその舞台に立ち続けた師匠たちの魅力を凝縮した一冊である。

 昨今のメディアにはほとんど出ていなくても、昭和と平成を生き抜き、一生舞台に立ち続けるお笑いの師匠たち。そんな尊敬すべき師匠…

2024/3/1

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劇場舎人 ずっと売れたい漫才師 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

gtn

舞台の大事さを強調する著者。実際、コロナ禍で東洋館が休演中に、先輩芸人がバタバタと亡くなった実例も挙げる。人生百年時代と言われるが、生きがいが無ければ空しい。恐ろしくもある。

2024/04/21

もちこ

漫才協会会長としての塙さんの心意気が伝わってきました。ラジオ聴いたり、お笑いライブ行ったりしてるので、ナイツはなんだか身近にいてくれる芸人という感じがします。東洋館、今度行ってみよう。

2024/04/01

ワンモアニードユー

もともと興味があった東京の師匠連の話が豊富。聞いた話も多いが、ナイツが培ったキャリアと共に過ごした師匠への思いが伝わります。芸人本として、優れていないけど読んで楽しいレベルにはあります。

2024/04/13

Yuuki Kushima

成り行きとはいえ漫才協会会長になった塙さん。実力はあるのに無駄に燻っている芸人さんをもっとフックアップしてもらいたいと思います!

2024/04/26

ichi

会長としての塙さんがよりわかった本。めちゃくちゃ愛にあふれてるし おもしろエピソードが満載で こんな楽しい場にいたら毎日飽きないだろうなぁと思った。面倒見がよくて ほっとけなくて 人間力が素晴らしいのが改めてよくわかった。 第4章のキーワード ・舞台にあがること ・楽しそうを優先できる ・ドロに塗れて活動してきた経験 ・人を観る ・会場の広さ ・生の感覚 ・お客さんとの距離 観客でいることに嬉しくなったり 共感だったり ものすごくおもしろかった!

2024/03/29

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