静夫さんと僕
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ナイツ塙が、親から譲り受けて恐怖した本。「俺が悪いことをすると、地球が滅亡するんじゃないかと思ってた」【私の愛読書】
このたび、個性的すぎる義父との同居生活を綴ったエッセイ『静夫さんと僕』(徳間書店)を上梓した、漫才コンビ「ナイツ」の塙宣之さん。そんな彼の愛読書は、40代男性の共感を誘うこと間違いなしの3作品。それぞれの読みどころについて、解説していただいた。
取材・文=野本由起 撮影=島本絵梨佳
連載を休まない姿勢に感銘を受け、毎日1本漫才のネタを作ったことも
──今回、塙さんには3冊の愛読書を挙げていただきました。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治/集英社)、『魁!!男塾』(宮下あきら/集英社)、『ノストラダムスの大予言』(五島勉/祥伝社)というセレクトです。
塙宣之さん(以下、塙):ひどいラインナップでしょう(笑)。
──ひとつずつ、詳しいお話を聞かせていただけますか? まずは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』から。塙さんは、『アメトーーク!』の「『こち亀』芸人」でもリーダーをされていましたよね。
塙:そうなんです。やっぱり『こち亀』は好きですね。『こち亀』には、すべてが詰まっていますから。情報もあるし、人情もあるし、心の機微もある。何よりもマンガとして面…
2023/6/17
全文を読むナイツ塙、義父は「会話をしようにも、すべて宇宙の話になっちゃう」。年配の人との人間関係のコツ《インタビュー》
現在、妻と3人の子どもたち、そして義理の両親と都内の一軒家で暮らすナイツの塙宣之さん。1階には義理の両親、2階には塙さん一家が暮らす二世帯住宅だ。
この生活は、幸せでありながらもちょっとおかしな出来事にあふれている。その中心にいるのが、義父にあたる静夫さんだ。「笑い声は『ギギギギ』」「布団の上で飯を食う」「注射と聞くと部屋に籠城」など、強烈な個性を放つその存在は、塙さんがレギュラー出演するラジオ番組でも取り上げられ、ファンの間で広く知られている。
そんな静夫さんとの笑いと困惑が絶えない日々を、愛ある筆致で綴ったのが『静夫さんと僕』(徳間書店)。刊行にあたって、塙さんにインタビューを行った。
取材・文=野本由起 撮影=島本絵梨佳
同居を提案したら、静夫さんは「やだー!! やだー!!」って
──あらためて、塙さんが静夫さん、やす子さんという義理のご両親と同居するに至った経緯を教えてください。
塙宣之さん(以下、塙):もともと静夫さんとやす子さんは、おふたりで団地に住んでいたんです。うちの奥さんは3姉妹の長女で、僕が結婚した頃からふたりの妹には9人の子ど…
2023/6/10
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静夫さんと僕 / 感想・レビュー
いつでも母さん
ナイツの塙さん、二世帯住宅で暮らす奥様のご両親(特にお父様)との諸々をビックリ!と、へぇ~!と、ん~ん・・と共に勿論ほっこりもしながら読んだ。静夫さん面白いと手放しで笑えなかったのも正直なところの私。だってね、第2章の過去はちょっと酷い。まぁそんな過去があっての今なのだろうけれど。静夫さんの奥様・やす子さんが凄いよ。奥様あっての静夫さんだよね。私には無理!(笑)今も草を活けるのは勘弁してほしいし、ポロイチの空袋をカラス避けにするのも勘弁。いやいやまだある(汗)とは言え本作から伝わるのは「感謝」だった。
2023/06/25
ばんだねいっぺい
買って大正解だったなぁ。ちゃんとお互いを受け入れて暮らしているのが、ものすごく微笑ましい。いっぱい泣き笑いができた。
2023/06/06
gtn
義父母と同居する著者。若い頃、やんちゃもしたので、義母の思いも複雑だろうが、最終見捨てられなかったのは、義父が家族と自分の人生を共有したいとの思いが途切れなかったためか。著者が、ピュアな義父を面白がるのは、第三者だからこそ。時には、生活習慣の違いから、義父の振舞に翻弄されることもあるが、著者の親孝行によって、平穏な老後を送る義父母は幸福と言っていい。
2023/06/07
うー
奥さんのご両親を迎えて2世帯住宅での生活。義父・静夫さんは純粋で頑固でキュートで哲学者、。塙氏は細かそうなイメージだけど、静夫さんに対しておおらかなのが意外だった。笑えるほどの話でもなく淡々と読了。
2023/07/13
かお
漫才コンビナイツの塙さんが、妻のお義父さんについて書いた本。悪意のない、ぶっ飛んだ小さなおじいちゃんという感じ。笑い方がギギギギって。自然を愛するあまりお風呂に雑草をボンボン入れて薬効風呂にする。詰まらないのだろうか。お義母さんのやす子さんの懐の大きさが凄すぎる。 面白いお義父さんだけど、妖精のようだけど、自分の周りにいる人ならダメだろう…。かなり遠い距離にいるから、笑えるおじいちゃん(´`:)
2024/01/05
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