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新選組血風録 新装版 (角川文庫 し 3-1)

新選組血風録 新装版 (角川文庫 し 3-1)

新選組血風録 新装版 (角川文庫 し 3-1)

作家
司馬遼太郎
蓬田やすひろ
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-11-22
ISBN
9784041290071
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新選組血風録 新装版 (角川文庫 し 3-1) / 感想・レビュー

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Die-Go

新選組の隊士達を列伝形式で描いた作品。副長土方歳三を主人公とした燃えよ剣の後に読むと、新選組と言う群像により深みを与えてくれる。★★★★★

むーちゃん

二回目の読了。 沖田総司の話が印象深かった。無邪気な子供が冷静に斬っていくというところも人気の要因かと。あとはサラリーマンと同じく新撰組にも虎の威をかりる奴がおり、かならず没落していくところも教訓になりました。

2017/02/25

遥かなる想い

新撰組を知りたいと思い、読んだ。ある意味 時代が必要とした組織だったのかもしれない。 メンバーは魅力的。だが、薩長から見ると、悪の象徴だったのだろう。

2010/07/31

酔拳

新撰組にまつわる15編の短編集です。特筆すべきは、有名どころの隊士だけでなく、超マイナーな隊士も主人公としてとりあげらてている点です。特に記憶に残っているのは「長州の間者」「弥兵衛奮迅」です。「長州の間者」は、京都浪人「深町新作」が女との腐れ縁の為に新撰組に間者として入隊し、不運な運命を辿ります。「弥兵衛奮迅」は、薩摩藩脱藩浪人「富山弥兵衛」の入隊から、壮絶な最後までを描いています。あとはやはり、「沖田総司の恋」「菊一文字」がよかったです。司馬先生が膨大な史料を読み込まれて書かれた事がわかる作品です。

2018/03/12

優希

幕末がすぐそこにあるように感じられました。「誠」の旗のもとに集結した男たちの実像がまざまざと見えてきます。色々な方面から新選組を描いているので、一個人一個人の個性が光っていました。維新動乱期の宿命的存在に切り込んでいる短編集で、短い話の中に隊士たちの魅力が感じられるので読み応えがあります。人間模様、ほぼ全編に渡って描かれる血と剣に彩られた世界はまさに「血風録」と言うのに相応しいでしょう。殺伐とした中にそっと入り込んだ総司の恋が微笑ましく感じました。新選組ファンとしては贅沢な作品に思えます。

2015/04/09

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