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ひとを<嫌う>ということ (角川文庫 な 35-2)

ひとを<嫌う>ということ (角川文庫 な 35-2)

ひとを<嫌う>ということ (角川文庫 な 35-2)

作家
中島義道
鈴木成一デザイン室
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-08-23
ISBN
9784043496020
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ひとを<嫌う>ということ (角川文庫 な 35-2) / 感想・レビュー

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瑪瑙(サードニックス)

作者ご自身が奥様とご子息から嫌われているという点がちょっと面白かったです。この本のタイトルがとても気になって手に取った次第です。私自身「冷たい」という印象を人に与えるようで、親戚が義母や夫にそう言っていたと聞かされた時は、勝手に思い込みだけで判断してほしくないものだと憤ったものでした。でもだんだん他人の評価に振り回されるのは変だと思うようになり、気にしないようになりました。本書でも色々なパターンが載っていてナルホドと思いました。全ての人を好きになる必要はないし、全ての人に好かれる必要もありませんものね。

2018/05/30

最近、立場上仲良くしておかなければならない関係の人をどうしても好きになれず、嫌いで嫌いでたまらなくて、そんな自分もイヤで、どうにかちょっとでも楽になる道はないだろうかと思って、探し出した本。人を好きになるのと同じように、人を嫌いになることは自然のこと。理屈では理解できるんだけど、やはり読んだからといって楽になることはなく…。

2018/05/07

団塊シニア

嫌いという感情は自然なもの、しかし人間は他人から嫌われたくない生物、自分を嫌っている人にさえ嫌われたくない生物、そして嫌われたくないのは自分を守るため、そもそも盤石な人間関係などないという作者の人生論には納得。

2015/08/22

Kikuyo

良かった。人を好きになることが自然なら、その反対のベクトルを持った嫌いになることも、ごく自然なはず。全ての人から好かれる必要もない。嫌いという感情は普通なのであって、それがダメだとか否定することは無い。「嫌い」という感情も自分の豊かさの中に吸収してしまえばいいのだな。正々堂々と、健全な美しい適度な復讐のススメというのも面白い。「4 自己嫌悪」の章に引き込まれた。

2017/03/23

活字スキー

以前に読んだ『「対話」のない社会』がなかなか面白かったので。おそらく『嫌われる勇気』をよりミもフタもなくぶっちゃけた内容なんじゃないかな。人が他人を好きになる時、具体的な理由がハッキリしていることもあれば本人にもよく分からないこともある。それは人を嫌う時も同様。人を嫌うことや他人から嫌われることを過剰に恐れ忌避するのではなく、その感情もまた人として自然なものであると受け止めることは人生において少なからぬ意味がある。今回もなかなか興味深く読ませていただきました。

2021/11/17

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