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天災と日本人 寺田寅彦随筆選 (角川ソフィア文庫)

天災と日本人 寺田寅彦随筆選 (角川ソフィア文庫)

天災と日本人 寺田寅彦随筆選 (角川ソフィア文庫)

作家
寺田寅彦
山折哲雄
出版社
角川学芸出版
発売日
2011-07-23
ISBN
9784044094393
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天災と日本人 寺田寅彦随筆選 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

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keroppi

「科学と文学」を読んで、寺田寅彦のものを見る目の鋭さに感銘を受け、災害について記したこの本を読む。昭和初期の文章とは思えない内容。昨今の日本における災害を見ていて、この頃と大きくは変わっていないことを感じる。科学者の冷静な目で現実を見つめ、日本というものを守るためには、災害にきちんと向き合い、そういう体制をとることが大切だと訴える。「天災は忘れた頃来る」というのは、寺田寅彦の言葉と言われるが、この随筆集は、その意味するところを伝えている。

2020/08/30

takam

文明が進み国民国家としての成熟度が高まるほど、災害の影響も大きくなる。そりゃ物流であったり、サプライチェーンが崩壊するので当然の話である。100年前から日本の災害を研究してきた寺田氏の随筆であるが、現代書かれたといわれても素直に納得してしまう。人間は悲劇を忘れる生き物である。それは災害の記憶は残るように継承されないためである。災害で苦労した人は亡くなったり、引退するため、若い人たちに正しく継承されないのである。また、欧米文化を安易に受け入れることで災害の規模が大きくなるなど、原発の話を思い出す。

2020/03/05

おせきはん

先般の台風による被害を顧みて、文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増す、以前は避けていた自然災害の影響を受けやすい場所にも住み被災するようになったなどの警句を噛みしめながら読みました。いくら科学技術が進歩しても自然の力を完全に乗り越えることができないのであれば、適切な落としどころを見つけることも大切なのでしょうね。

2019/12/06

マカロニ マカロン

個人の感想です:B。冒頭の『天災と国防』の中に「畢竟そういう天災がきわめて稀にしか起こらないで、ちょうど人間が前車の顚覆を忘れたころにそろそろ後車をひきだすようなことになる」とあり、過去の地震や災害をやがて軽視して街や建物を建てるなどして不意を突かれることを警告している。「あらゆる災難は一見不可抗的のようであるが実は人為的なもので、したがって科学の力によって人為的にいくらでも軽減しうる」としている。関東大震災の様子を9/1~3の日記で詳細に記録していて、寺田氏は冷静に火災の広がりを書き残している。

2020/08/15

コロナウィルスに怯える雨巫女。

《図書館-通常》久しぶりに寺田作品。科学者としての視点で描くエッセイは、難しいが、面白い。天災に遭遇したら、冷静には、私は分析できないなあ。

2016/05/12

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