本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法
本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 / 感想・レビュー
KAZOO
この方の本の読み方は私とは反対なのですが非常に反面教師ということで役に立っています。メモは取らない、平行読書はしない、同じ分野の本を数冊用意して難しい本から読み始めるなど、たしかにいいとは思います。私のような好奇心旺盛というかやすきに走る人間にとっては勉強になることばかりです。やはり大学の学長をされているのは伊達ではないのですね。私の未読の本をかなり紹介されていて参考になりました。
2019/11/15
マエダ
出口さんの本を読むと読みたい本が増える。
2020/02/04
兵士O
NHKの百分de名著で「貞観政要」を紹介された出口さん。変に人間を飾ったり、一つの抽象的な法則で説いたりしていない所に共感を覚えていました。この中でも「人間はみなチョボチョボ」と自分の人間観を説明していますが、この平易な表現が好きです。一番印象に残ったのが、古典を読むのに何で順を追って読むのがいいのか、という問いに対して、それだからこそ著者の思考パターンを追えるからだ、と説いている点です。また、多くの本が出てきますが、みな、出口さん独特の要点を押えた紹介で、自分の血肉になっていることが分かります。凄いっ!
2021/08/11
Yuma Usui
1万冊を超える読書を行なった著者の読書の仕方について解説した一冊。生きるために最低限必要な武器を与える「教育」と、より良い生活を生きるための思考材料を身につける「教養」の違いから、良い教養を得られる本や読書の仕方について教えてくれる。紹介された書籍のうち『韓非子』『ハドリアヌス帝の回想』『二コマコス倫理学』『橋をかける』が気になったため読んでみたい。
2020/06/17
江口 浩平@教育委員会
【読書論】最近ハマっている出口治明さんの読書論。一万冊を血肉にした方法と謳っていることもあり、出口さんの読書遍歴は想像以上だった。(圧倒された。)目次は飛ばして10ページ読んでみて、面白くなければやめる。数冊を同時進行で読むのではなく一冊ずつ真剣に向き合う。メモをとったりせずに噛んで含むように咀嚼しながら読んでいく…。効率よく本の内容を吸収したいと思っていた自分が恥ずかしく思うくらい、愚直に向き合っている筆者の姿に刺激を受けた。これからも面白いと思った本にどんどん手を伸ばしていこうと思う。
2020/01/22
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