魔王城五限目 (ファミ通文庫)
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魔王城五限目 (ファミ通文庫) / 感想・レビュー
鑑真@本の虫
最終巻。 迫害された子供たちの為に立ち上がり、魔王となったエイゴ。 残酷な運命に抗って、世界を相手にした戦いは、二十年前の戦争の真実を浮かび上がらせる。 平易に綴られる文章の中にも、根底にあるテーマや、物語に溢れる優しさが感じられる素晴らしい作品であった。 いつの世にも、不遇な扱いを受ける者は居る。 そんな者達の為に、立ち上がれることは、本当に尊いことである。 その小さな勇気は、大きな輪になり、きっと何かを生むだろう。 この物語のように。 最後に、子供たちが逞しく成長した姿が見られて、幸せだった。
2014/03/05
Humbaba
違っているというのは、それだけで排斥の原因になる。それを完全になくすことなど不可能であるが、だからと言って排斥によって殺されてしまうとすれば、それを黙って受け入れる事はできない。そのままでは交渉のテーブルについてくれないのならば、事態を大きくしてつかざるを得なくする。失うものもたくさんあるが、なにもしないでもっと大切な物を失うよりはそのほうがマシと言えるだろう。
2016/01/31
フブキ
表紙をめくった一番目のカラーページでの、エイゴとメイの笑顔が全てを象徴している。大円満での完結。軍人から教師になり魔王になったエイゴが街に戻り、教え子とツンデレ伯爵に囲まれた日常を読んでみたかったなあ。
2011/06/23
hasek
3巻あたりの不幸モードは読んでて辛かったけど最終巻はハッピーエンドでとりあえずよかった。でももっとエピローグを読みたかったなぁ、、、特にあとがきにあったキサラと伯爵の息子のやつ。
2010/08/10
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
シリーズ最終巻。残酷な運命にあらがい、子供たちを守るため、魔王軍は世界を相手に戦いに挑む・・・。 やはり最後はハッピーエンドじゃなきゃ!月並みですが最高としか言えないくらい、素晴らしいシリーズでした。 この物語の完結を見届けさせてくれた田口先生にも鉄雄先生にも・・・そして朝未先生にも!心の底からありがとう!!
2013/01/15
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