銀河の死なない子供たちへ(下) (電撃コミックスNEXT)
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銀河の死なない子供たちへ(下) (電撃コミックスNEXT) / 感想・レビュー
MICK KICHI
手塚治虫「火の鳥 未来編」をリスペクトした傑作SFコミックス。不死の子供たちが巡るポストアポカリプスの地球の描写、ほのぼのとした画風だけに、シリアスさがより迫ってくる。主人公たちに対して現れる存在への問い「与えてから奪う事は残酷」なのか? 限りある生命の素晴らしさに改めて心を掴まれる。昔「火の鳥」を読んでどうしようもなく切ない気持ちになった頃が再び蘇った。ラストの選択に限りない優しさを感じる。
2019/06/21
鱒子
kindle π(パイ)とマッキが出会った赤ちゃん ミラはどんどん大きくなります。不老不死である育ての親を追い越してーー。「火の鳥 未来編」はもちろんですが、死と不死がテーマということで「ポーの一族」まで頭に浮かんできました。ストーリーの概略はシンプルなのですが、理屈ではなく感性を揺さぶられます(だから施川ユウキはやめられない!)。優しく悲しく清々しい物語です。
2019/09/25
♪みどりpiyopiyo♪
「永遠の時間を持っていても 大切なものを失う準備なんてできない… 」 ■うん、これは良いSF♪ 上下巻 一気に読んじゃった〜 『バーナード嬢曰く、』の施川ユウキさんの漫画です。■この世界の秘密と 彼らの出自が明かされた時、子供たちそれぞれが大きな決断をします。■生きる、前に進むということは、それによって何かを失うことであり、誰かから何かを奪うことかもしれない。それでも私達は答えを求めて行くのでしょう。(2018年)(→続
2019/06/01
keroppi
永遠の時間の中で、子供のままでいると思われた2人も、死にゆく人間に出会うことにより、成長していく。この選択が、2人にとって、どういう未来を導くのだろうか。生と死を見つめた、この漫画は、深い。
2019/08/13
いちろく
紹介していただいた本。永遠に続く生と限りある生。上巻から描かれてきたテーマは、下巻になり寄り明確になっていく。予想された展開を進みながら予想を超えていく展開に繋がる内容は、大好きだ。最後はページを捲りながら涙が流れていた。今年は泣く本に出会わなかったな、と先日思っていたらコレだもの。この作品にも出会えてよかった。
2018/12/19
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