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プラントピア (電撃文庫)

プラントピア (電撃文庫)

プラントピア (電撃文庫)

作家
九岡望
LAM
Plantopia partners
出版社
KADOKAWA
発売日
2024-03-08
ISBN
9784049148121
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プラントピア (電撃文庫) / 感想・レビュー

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オセロ

まず最初に一言。 世界観の作り込みの深さが凄すぎます。それ故に最初は面白いのかつまらないのかも判断出来ないけれど気がついたらのめり込んでいましたね。人類が滅んだ未来の地球で唯一の生き残りで記憶喪失ののハルは何者なのか。そんなハルと慎ましく暮らすのは人間に酷似した花人という未知の生き物たちと花人たちを襲う剪定者と呼ばれる機械は何なのか。そもそも世界は何故滅びたのかなどの謎を2部構成で明らかになる構成は読み応えがありましたし、それでいて読了感も良かったです。

2024/03/10

よっち

人に似た姿で花の特性を持つ「花人」が旧文明の遺跡を発掘しながら独自のコミュニティを築く世界。そこで記憶喪失の少女ハルが目を覚ます近未来ファンタジー。唯一の人間として花人たちと交流を深めてゆくハルと、たびたび衝突する花園を守る役目を負った花守アルファ、花人を脅かす天敵的存在の剪定者と、ハルに執着する謎の少女クストス。その衝突により多くの花人たちが喪われる一方、生まれ変わる性質も持つ花人の特性があって、枯れつつある世界樹を救うために向かったハルが取り戻した記憶と、覚悟を決める彼女がなかなか印象的な物語でした。

2024/03/10

碧海いお

読み終わったあとに電撃文庫ってこんな内容を発行をすることがあるんだ!という独特の世界観のSF的な話でした。 人類が滅んだあとの話はよくありますが、花人なんて聞いたことがありませんでしたし。新しい世界に入り浸ることのできる作品でした。

2024/04/09

真白優樹

世界が草木に覆われ、花人と呼ばれる新種の生き物が闊歩する世界で、突然目覚めた人間の少女が花人のコミュニティに保護され始まる物語。―――再び咲く日を迎える為、この世界に真実を探して。 花人の常識に何とかついていこうと空回りしたり、剪定者と呼ばれる機械達との戦いで知己の者を失う中、少しずつ少女の力と過去が判明していく物語であり、どこか重めで苦しい世界観の中、それでも懸命に生きていく者達の命がそこに在る物語である。交じり合い新たな命として更にその先へ。無限の先にどんな未来が。 うん、とても面白かった。

2024/03/10

凜音

読了 旧文明の遺跡を探索しながら独自社会を構築してた"人"に酷似した生物"花人"。桜の"花人"と1人の"人間"の出逢いが物語の始まりを告げる。"花人"を狙う"剪定者"と呼称されるナニカ。迫っていく秘された世界の全貌。"花人"と"人"の友情。読んでいるだけで鮮明に浮かんでくる幻想世界と戦闘描写。名前に込められた意味。植物としての意味。名前の意味とキャラの行動の噛み合いが好きすぎる。最初は箱庭。読み進める不明を求める内に情報が埋まり明かされた瞬間に鳥肌。そして目の前に現れる広大な世界。あとがき含め最高でした。

2024/03/09

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