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楽園ノイズ6 (電撃文庫)

楽園ノイズ6 (電撃文庫)

楽園ノイズ6 (電撃文庫)

作家
杉井光
春夏冬 ゆう
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-05-10
ISBN
9784049149401
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楽園ノイズ6 (電撃文庫) / 感想・レビュー

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よっち

新学年を迎えてのクラス替えでまさかの四人全員同じクラスになったバンドメンバー。伽耶も入学してきて、真琴はプロからの作曲依頼に軽音部のプロデュースまで買って出る第六弾。彼を大好きな四人に振り回されながら、作曲依頼に頭を悩ませていても、人の苦境を見ていられずつい手を差し伸べる真琴。一方、新生活を始めた華園先生が優勝を目指すピアノコンクールに参戦し、真っ向から勝負を挑む凛子。みんな彼が大好きなんだよな…としみじみ思いながら、華園先生と凛子のピアノ対決に胸を熱くして、もう一歩先に進んだ彼らのこれからが楽しみです。

2023/05/10

星野流人

ピアニストという蛮族がいる、というフレーズがかっこよくて痺れました。機会があれば読んでみたいです。凛子と華園先生というふたりのピアニストが激突するこの巻は、音楽というジャンルの中では特異に思えるほどに熱く激しい物語でした。一方で真琴はというと、今巻は全体的にスランプ気味。ありとあらゆるものを自分の音楽のステップアップに利用しようとしてしまうあたり、音楽バカの真琴らしくてよかったです。ツッコミの精度で調子の良し悪しが計られる真琴くん……。さて、次は夏休みと思われますが、いよいよ水着回……なのでしょうか?

2023/05/23

ENTER

今回もよかった!たぶん今の流行りでないのかもしれないし、このレーベルではこのシリーズの読者層はかなり年齢層高いのだろう・・・。 ピアノ対決から最後、真琴がPNOから一歩飛び出していくのだけど、次回からはPNOの夏休みと真琴自身のストーリーの二本柱になっていくのだろうか?とにかくみんな、読んでくれ!!!!!

2023/05/20

真白優樹

二年生となり真琴達が全員同じクラスとなり伽耶も後輩となる中、緩んだ真琴がスランプになる今巻。―――全てを喰らい尽くして手放した先、剥き出しの音が響き渡る。 二年生編が始まっていきなりフルスロットルで駆け抜ける中、真琴があえて自分を追い込み孤独に踏み込んでいく巻であり、何かの分水嶺になる予感もする、更に音が駆け抜けていく巻である。いつかの未来に感じる、壊れる予感。果たしてそれが現実となる時、其処に待つ崩壊とは。その道を選ぶ時、真琴の音はどんな方向へと駆け出していくのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。

2023/05/13

キリル

「失うために、戻ってきたのだ。」、このフレーズが印象的。楽器の王様の奏者が蛮族と表現されているのが面白かったです。優雅さの中に激情を余すところなく込めるピアニストの姿が伝わってきました。柿崎さんのピンチすら利用して自分の音楽創作に取り入れる真琴ちゃんはさすがの一言。いつかは閉じる楽園。それまでは楽園の賑やかさとそこで聞こえる音の調べをいっぱい楽しみたいです。そして今も星々の間から見守っている漕ぎ手たちのように、荒廃した楽園を後にする漕ぎ手の次の航海を見守れたらと思います。で、最後に手を握ったのは誰です?

2023/06/03

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