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ブギーポップは呪われる (電撃文庫)

ブギーポップは呪われる (電撃文庫)

ブギーポップは呪われる (電撃文庫)

作家
上遠野浩平
緒方剛志
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-09-08
ISBN
9784049152647
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ブギーポップは呪われる (電撃文庫) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

水乃星透子(故人)と末真和子(現実、統和機構後継者筆頭)の会話から始まる最新刊。未だ語られぬブギーポップ最大の敵(おそらく)水乃星透子の消えない余波に煽られるようにして現れた新たな敵は、固定観念や自意識を操り顕現化してくる厭らしい敵。搦め手の連続は、半ば自動的に凪や藤花の周囲に忍び寄る。弱くなっちゃった統和機構すら手駒にして。それでも屈しない凪はさすがの強さ。そしてメンタル最強の末真ちゃん、一般人なのに・・・あるいはこれが人類進化のカタチなのか?MPLSが亜流ということなのか?

2023/11/05

ネムコ

久しぶりのブギーポップ。やっぱり楽しいなぁ。私の盛り上がりポイントは、ただブギーポップや炎の魔女が敵を倒すのではなくて、特別な力を持たない少年少女が闘いのキーマンになってること。世の中捨てたもんじゃない、と思わせてくれる。しかしこのシリーズ、いつか完結するのかな?

2023/11/01

タカギ

自分は最近このシリーズをどこかにたどり着く物語ではなく、とにかくブギーポップとその周辺が出てくる物語として読んでいる。もはや時系列とかも気にしてない。憶えていないし、考えてもわからないので。しかし水乃星透子は憶えている。カチューシャも。末真和子氏にはアクシズなんかじゃなくて、日本の総理大臣にでもなってほしい。終わってみると、死人も出ていないし、丸く収まって良かった。今回、ブギーポップはけっこう普通に目撃されて「宮下藤花じゃん」と思われている。いいのか。

2023/12/22

みやしん

最初期の直後。故にレギュラーメンバー以外のキャラクターの名前はシリーズ中にもちょくちょく出てはいたが、やはり原点の登場人物は響く。加えて、後々神秘性が高まる反面出方が散発的になっていくブギーポップも無印巻ならではの人間臭さがまだ見えて同時に出番も多い、とファンサービスも行き届いている。しかし、出版社を飛び越えて無限の拡がりを続ける上遠野ワールドでは、例え初見と思っていても他シリーズでメインを張っている場合があるので、迂闊に「初登場!!」とか逆知ったかぶりを発揮できない難しさもあり。

2023/09/24

秋良

無意識のうちに持ってしまう固定観念や常識を「呪い」と定義し、もう一つ学校にはびこる呪いと絡ませて右往左往する少年少女を描く。作中の時間が第一作の少し後くらいの時期ってこともあり、このもやもやした、何か起こりそうで起こらない雰囲気が懐かしかった。自分でもどうしようもない苛つきを抱える10代が主役なのに青春ものにならないのは、どこか投げやりで受け身で、後ろ向きなのか前向きなのか分からないキャラクターが多いからだろう。そのおかげで、大人になってから読んでも小っ恥ずかしい思いをしなくてすむ。

2023/10/10

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