寺山修司から高校生へ: 時速100キロの人生相談
寺山修司から高校生へ: 時速100キロの人生相談 / 感想・レビュー
しぐれ
寺山修司と高校生との対話集。彼はこのやり取りをボクシングにたとえている。たとえ通り高校生からの悩み相談を一蹴してます。ある作家の本を読むことについての討論が気になった。人は何処かしら欠けたところがあると思うし十人十色その欠けた場所はそれぞれ違っているのだ。本を読んでものの味方が変わったり満たされた気分になったりしたら、きっとそれが自分に足りない欠けた部分を補ってくれるものだったのだろう。同じ本を他人が読んで同じようになるとは限らない。言葉に愛はあるけれど、主観的すぎる考えはあまり好きではないな。
2016/09/08
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