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「時間」を哲学する (講談社現代新書)

「時間」を哲学する (講談社現代新書)

「時間」を哲学する (講談社現代新書)

作家
中島義道
出版社
講談社
発売日
1996-03-19
ISBN
9784061492936
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「時間」を哲学する (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

現在・過去・未来という3つの分け方、過去・未来の対称的な見方ではなく、時間論の重点を過去に置いて論じる。存在しない過去を理解することを通して、はじめて実在する現在が理解できるという主張。現在と過去は、地と模様のような関係性であるということだろうか。また未来を、端的にないものとして考えるということ。時間論をまた別のアプローチの本で読んでみたい。

2019/02/23

SOHSA

時間論を扱った本としては非常に分かりやすく親切丁寧に書かれている。しかし一方で著者の視座が今一つよく理解できない。時間へのアプローチが科学的なものか哲学的なものか、或いは中でも文法的なものなのか。いろいろな所へ話が展開しかえって分かりにくくしてしまっている。例えば、チンパンジーが殴られたときの刺激に対して「痛い」というカードを示すことを覚えた場合に、「しかしこの言葉を学んだ状況とはまったく異なった状況において、新しい広がりにおいて、このカードを使用してみようという企ては生じないであろう」と述べる根拠は →

2013/10/01

ネムル

ハイデガーの未来へと企投する時間論がどこか抽象的というか、健康的な理想論に感じられるなか、人が強く実感を抱けるところの過去を中心とした中島時間論。新書の読みやすさ重視でごり押ししたような胡散臭さはあるが、しかし面白い。「客観的時間がフィクションらしいという一縷の望みをもっており、それを全身で実感したとき「死ぬ」ことが恐怖ではなくなると思っている」、「われわれがおよそ過去の存在を信じるからには、その底には自分の直接的体験をはるかに越えた内容を信じる態度、すなわち「不在への態度」がすでに成立している」

2020/07/18

わったー

普段なんとなく過ごしている中で基準として扱ってきた時間についてこれだけ語られた本は初めてだったのですが、特に、過去が実は存在しないのかもしれないというところは自分にとっては斬新で面白い考え方だなと思います。全部理解できたかといえば自身はないですが(笑) 今、無駄遣いできない大事な時間について少しでも見識が深められたのはすごく為になりました。

2013/05/24

佐島楓

「現在」「過去」「未来」はどこに「ある」のか。これぞ哲学。平易な語り口で、わかりやすい例を引きながら書かれた本ですが、完全な理解はできない。「今」とはいつのことなのか・・・子どものころから不思議に思っていた私にとっては、ちょっとほっとする本でした。

2012/09/05

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