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赤瀬川原平の日本美術観察隊 其の2

赤瀬川原平の日本美術観察隊 其の2

赤瀬川原平の日本美術観察隊 其の2

作家
赤瀬川原平
出版社
講談社
発売日
2003-04-23
ISBN
9784062118163
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赤瀬川原平の日本美術観察隊 其の2 / 感想・レビュー

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ビスケ

思いっきり敷居を低くして、赤瀬川氏が思ったまま、見たままに日本美術の感想を語る本の第二弾。短いながら解説もちゃんとついているので、バランスがいい。日本美術に興味を持ち始めた自分にとっては、巻頭の赤瀬川×山下対談は読んでいて膝を打ちまくり。東博の法隆寺宝物館はケチな「和」の要素がゼロとか、美術と飲み食いがセットになっていると楽しいとか、企画展の混み具合と常設のガラガラ具合の落差が激しすぎるとか。小林清親の「両国花火之図」は、美しくてうっとりした。

2012/10/18

nizimasu

そしてその2。隠れた名作なんかも網羅しているのがこちら。個人的には「鮭」の高橋由一が書いていた「豆腐」というのが静物画の対象として豆腐を描いていたその題材の西洋との置き換え方に愕然とする。さらに北斎が書いた珍しい肉筆画のスイカもやっぱりエロティシズムを感じたり、小林清親のモダンな作品にも心惹かれる。ここでも赤瀬川さんの解説が素晴らしい。鑑賞者になったり画家そのものになったり、往時の人になりきったりと変幻自在。こちらの読書もまた至福のひとときでした。

2015/02/17

tama

図書館本 この本で知った素敵な絵は、吉原格子先図 北斎の娘さんの肉筆画 光の明暗差の使い方すごい。日本画とは思えない。この本の冒頭の対談で美術館について「特別展に並ぶってのは、なんかブランドに並ぶみたいな」「だからほんとに美術の好きな人って少ないよね」私は音楽系の人間ですが「美術」を音楽に置き換えても納得できる気がします。

2013/04/05

めぐみこ

冒頭の山下氏との対談が良い。美術品が一気に身近に感じられた。

2016/03/16

ygreko

『百日紅』以来気になっていたお栄ちゃんの絵が見れてよかった。

2011/05/22

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