KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

負けかたの極意

負けかたの極意

負けかたの極意

作家
野村克也
出版社
講談社
発売日
2013-05-21
ISBN
9784062183505
amazonで購入する Kindle版を購入する

負けかたの極意 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

下町ロコモーティブ

*先頃、奥さんを亡くしたノムさん、沙知代さんが男みたいで捕手であったノムさんがなんとも包容力溢れる女房役を務めていた様に思えた。なかなか出来る事ではありません。決して他の一流選手の様にセンス溢れる選手では無かったがMVP5度、首位打者1度、本塁打王9度などの華々しい成績を残し、その後色々な球団に望まれて24年間もの監督生活も送る事が出来た。自分が不器用で要領が悪い事を理解し努力をし続ければ勝者になれると説いています。つくずくノムさんは凄い人だと感心しました。

2018/01/12

p.ntsk

野村さんならではの切り口。どの世界でも成功あるいは勝利していくには限りない自己変革が必要なのだと感じました。まず自分自身の置かれている状況を冷静に見つめること。その上で自分に何が足りないか自分の武器は何か見極めてそれを磨くこと。正しい方向での自己練磨が大切。自身平凡な才能だったと語る野村さんの言葉には実績を残されたが故の説得力があります。また管理・指導する立場からみた時にはいかに人を生かすかの要諦があるようにも思いました。

2013/07/20

フラグ

★★★★☆善く勝つものは、善く負ける方法を知っている。これは目から鱗がおちた。短期的な勝ちよりも長期的な勝ちのためなら、負けを受け入れて次にいかすこと。この考えはできなかった。つねに最悪の状況を想定し、予感、予測、予防という考えがあれば想定内で対処できる。それが、常に最大な対処法を考えていれば取り組める。勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしだ。突き詰めれば答えが出るので、対処ができる。負けるには理由があるからだ。逆にいえば、そのポイントを抑えればいいだけだ。

2013/12/28

Honey

これはとても良い本。電車やカフェで読んでいてもこの表紙でかなりギョッとされる。バッグにこの本が入ってると「また変なの読んでるー」「ちょ、なにそれ?!」と笑われる。この本は冒頭の講談社から負け方について書いてくれと言われて正直頭にきた。常に勝つ気持ちだけでやっている。それなのに世間的に見たら「負け=野村」なのだというところで野村さんに惹き込まれてしまった。とにかく知らない野球選手の名前がたくさん出てくるし、落合が天才と言われても野球を知らないので分からない。でも、人に薦めたいくらいとても良い本だった。

2016/09/07

ぼっこれあんにゃ

◎野球のプロになることは、貧乏から脱け出すための手段であって、目標ではなかっと言う、ノムさんの著書。自分の欠点をいかに克服してきたか、失敗から教訓を得てきたかが伝わってくる。「失敗と書いてせいちょうと読む」「結果ではなくプロセスを重視する」「組織はリーダーの力量以上に伸びない」「アドバイスは欠点の指摘ではなく、矯正を具体的に」等、至言のオンパレード。選手としても指導者としても一流であったノムさんの、人や組織はいかにすれば成長するのかをテーマとする良書。

2016/06/29

感想・レビューをもっと見る