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殊能将之 読書日記 2000-2009 The Reading Diary of Mercy Snow

殊能将之 読書日記 2000-2009 The Reading Diary of Mercy Snow

殊能将之 読書日記 2000-2009 The Reading Diary of Mercy Snow

作家
殊能将之
出版社
講談社
発売日
2015-06-25
ISBN
9784062194440
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殊能将之 読書日記 2000-2009 The Reading Diary of Mercy Snow / 感想・レビュー

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HANA

著者の著作は『ハサミ男』や『美濃牛』を始め、ほぼ親しんでいる。これは著者の読書履歴を追ったもので、読んでいると著者の趣味嗜好というか作品に通底するものも感じられるな。紹介されている作品はほぼ洋書、中にはフランスのものも含まれているので、なかなか読む機会は無さそう。それでも著者の紹介のおかげか何冊も翻訳されているので読んでみたいなあ。特に力を入れて紹介されているポール・アルテ、どこか勘違いしたカーという事で無性に読みたくなる。他にも以前から気になってた『ケルベロス第五の首』等も。嗚呼、片端から読みたい。

2023/01/27

harass

寡作な特異ミステリ作家の読書録。ホームページにあったものをまとめたものらしい。そういうホームページがあったことを全く知らなかった。英米仏のSFやミステリ小説を原書で読んであらすじなどをまとめる仕事というのがあるそうで、それを実践していた著者。翻訳本のレビュもある。ディッシュやスラディックのようなマニア向けSFが好みのようだ。噂に聞いていたギャディスの作品などよく読めるものだ(ピンチョンに影響を与えたとされるカルト作家)正直、初耳の作家も多い。ほほうと思う考察もありなかなか良い本だった。(ベタとオフビート)

2016/08/24

山田太郎

基本日記モノが好きなので楽しく読んだけど、ちょっと値段が高かった。

2015/08/21

geshi

とんでもなく知的でマニアックなんだけど、決してそれを感じさせず、“こんなの知っててどうすんだ”というシニカルな笑いが見えてくる軽い筆は、人徳というほかない。。ポール・アルテを原文で読んで込み入った筋立てをまとめ上げる読みの能力、アヴラム・デイヴィッドスンを「わけわかんない」けれど「面白い」と言えてしまう感性、独特すぎる奇才っぷりが窺える。ジャンル分けは関係なく、自分が面白いものを楽しむ事を貫くブレのない純粋な探究者だったんだなぁ。

2015/07/01

タカギ

殊能氏はSFの人だったのか。覆面作家だったけれど、没後に正体が明かされている。何となく異能の人だというのは、作風やペンネームから伺えたけれど、この読書日記でも異才・天才ぶりが垣間見える気がする。著者が英仏語の未訳本を読み、あらすじを紹介している部分が一番多い。読んでみたいと思ったのは、翻訳家の若島正氏の著作、フランス人作家のポール・アルテ、殊能氏が編者を務めた『どんがらがん』。

2018/09/01

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