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化け札

化け札

化け札

作家
吉川永青
出版社
講談社
発売日
2015-05-20
ISBN
9784062194983
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化け札 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

正直、今までの戦国武将の中でも『真田昌幸』いや『真田家』の事は斜めから見ていた。知略・謀略・寝返り・・何でも有りで好きな武将では無かったのだ。しかしながら、この作品で『天下を動かす札』天晴れ!と心を熱くして読了。ほんの片田舎の領地・領民を守る為、真田昌幸の生き様しかと見せて貰った。頭が柔軟な男だったのだろうな。そして人たらしでもあったのだろう。双子の弟がいたのは知らなかったが、その弟と新平という百姓が良い味を出していた。今年の大河ドラマは昌幸とその息子たちが主役だが、この父ならば・・って感じなのだろうさ。

2016/02/08

なゆ

大河を観るにあたって、予習にちょっと読んでみようと思ったら、信繁はちっとも出てこなくて。そうか、父の昌幸の話だったか。けれど、ちょうど武田滅亡の直前からの話だったので、当時の真田家のポジションと動向がよくわかった。生き残るため、成り上がるためなら、利用できる力は利用し化けまくる昌幸。それを「まことに正しい。外道、大いに結構」と見る家康。二人の恐るべき器の間で、影のように動く昌幸の双子の弟信尹という存在はてっきり架空の人物だと思って読んでたが、実在の人物だったとはオドロキ。城の地図も見やすくて、楽しめた。

2016/01/19

巨峰

昌幸ロスに人に是非。吉川さん、はつ読み。武田家滅亡から織田信長横死、権力不在となった信濃上野に乱入する北条・徳川。混沌とする信濃を舞台に真田昌幸がどう立ち回らるのか。かなりな枚数を使って揺れる天地を描いたガチな歴史小説です。個人的には、これくらい書いてくれないと読み応えがないので良かったです。

2016/10/02

かっぱ

徳川、北条、上杉という大国に囲まれた小国にあって「化け札」となることを決意した真田昌幸。かつての主君である武田信玄の薫陶を受けた者として、どこまで天下を揺るがすことができるのか。戦国のJOKER、切り札となり得るか。

2016/01/24

かいと

第一次上田合戦で、新平が集めた百姓の兵が大活躍していたのど良かったです。真田は少ない兵でいろいろな城を落としていたので、すごいと思いました。昌幸は、いつも敵を使って自分の都合のいいようにしていたのが、そんなによく思いついたなと思いました。

2016/11/04

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