合理的にあり得ない 上水流涼子の解明
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小説部門
1位
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 柚月 裕子
2位
情熱のナポリタン―BAR追分 (ハルキ文庫) 伊吹 有喜
3位
君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫) 佐野 徹夜
4位
失われた地図 恩田 陸
5位
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫) 三上 延
6位
心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 亡霊の願い (角川文庫) 神永 学
7位
ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇 (角川文庫) 初野 晴
8位
アンソロジー …
2017/3/25
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合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 / 感想・レビュー
starbro
柚月裕子は、新作中心に読んでいる作家です。著作には骨太のミステリが多いので、こういうライトなミステリも書くんだというのが、第一印象。娯楽として気軽に読むには、良いかも知れません。5篇の連作短編集、オススメは上水流涼子の誕生が解明される『心情的にあり得ない』です。上水流涼子も貴山も魅力的なキャラなので、シリーズ化を希望します。
2017/03/12
Yunemo
あり得ない依頼ですか、確かに。面白さを増す涼子と貴山とのコンビにある意味爽快さが。この二人のキャラクター、なかなか奥深さがあって、惹き込まれる大きな要素。それにしてもタイムリーな話題を、表題の合理的に、また確率的に、戦術的に、心情的に、心理的に、それぞれのあり得ない依頼事項に託し、知略をつくしての解決策。まさかとは思いながら、成程との納得感。でも登場の怪人物に比してシリアス観が薄いのでは、だから読み流してしまう結果にも。ただ確率的の中で表現される「負けたときの覚悟」、噛みしめて自身でも思い当たるフシあり。
2017/03/25
サム・ミイラ
何というか軽い。色んな意味で。前に読んだのが孤狼の血だったからか。野球賭博やインチキ将棋のノウハウなどタイムリーな話題は勉強になったけれども。弁護士資格を剥奪されたセクシーで超美形な主人公。黒幕との過去の因縁までまさにドラマ化を狙ったような設定。いやほんとこれは来年あたりドラマ化するんじゃないかと思ったり。でも私は続編はもういいかなという感じ。昔好きだったコミック「ハンサムウーマン」をなぜか思い出す。この二人の画で脳内変換していた(笑)
2017/05/07
しんたろー
涼子&貴山コンビがビジネスとして公にできない事件を解決、 ワルを挫く痛快ストーリー。読み始めはラノベな内容に「本当 に柚月さん?」と戸惑ったが、二人の造形とコンゲームのよう なエピソードが楽しくて途中から「こういうのもアリだな!」 と思った。(佐方シリーズも再開して欲しいが)一点だけ残念 なのは主役・涼子のキャラがイマイチ立っていなくて、貴山の 活躍が目立つこと。映像化を狙った作品に思えるので、きっと 実現しそう。貴山は松田龍平さん or 松坂桃李さん、涼子は米倉 さん以外で!(ありがちなので…笑)
2017/05/30
absinthe
まぁ面白かった。最近はやりの話題を面白く取り上げている気がするが・・。どうも最近似たり寄ったりの登場人物を読み続けてきたせいなのか、変り映えがしなくなってきた。この本が悪いのではないが、ちょっと時間がたつと誰のどの話だったか思い出せなくなる。そういう意味で、もう少し強烈な個性が欲しいところだが。コンピュータ将棋の話題が出てきた。不具合と説明されているが、著者はちょっと誤解があるようだ。
2017/07/24
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