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僕が神さまと過ごした日々

僕が神さまと過ごした日々

僕が神さまと過ごした日々

作家
アクセル・ハッケ
ミヒャエル・ゾーヴァ
那須田淳
木本 栄
出版社
講談社
発売日
2019-04-25
ISBN
9784062208338
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僕が神さまと過ごした日々 / 感想・レビュー

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ケイ

時々クスッと笑ってしまいながら、特に事務ゾウが出てくるたびにニコッと微笑んでしまったのだが、終盤は収束に向かわず荒唐無稽ではないかと思え、そのあたりからは惰性で読んだ。変な写真を撮ったり自撮り棒を持っているのがいつも日本人になぜしたのかと読んでいて悲しくなった。

2019/06/05

KAZOO

久しぶりにハッケとゾーヴァの本を読みました。事務ゾウとかいう動物や創造主が最初から出てきてかなりデフォルメされた世界の物語のようなイメージでした。話だけ読んでいるよりもこの絵と共に読むと何か違和感が飛んでしまって現実の世界がこれなのだという気がします。表紙の絵も面白いですよね。

2019/12/13

アン

映画『アメリ』で知ったミヒャエル・ゾーヴァが描く挿画に惹かれて。作家の僕が出会った魔術師のような老人は神さまだったのですが、想像していたお話とは少し違い不思議な世界でした。神さまは愚行を繰り返す人間を創造した責任を感じたり、滅入っていたり。僕と神さまの会話は風刺をまじえ哲学的ですが、僕は人生における大切な事に気付いていきます。体長が25センチ程の事務ゾウが可愛らしく、ゲネプロの場面が印象的。「生命はある一瞬に生まれるものでな、これからもずっとそうあり続けるだろう」

2019/08/12

キジネコ

特定の信仰を持ってないオカゲで神様に関してアレコレ思うのが何等の束縛がないのが今更乍らにアリガタイ。正直に云うと「又てんご 云うて」と眉が顰められるけどしょっちゅう神様と出くわします、私。2000億年の遥かなる時間の始まりの時、この宇宙を創造して以来の退屈と孤独を持て余した神様が「僕」のところにやってきます、ていう話。この世界には神様に会ったことのある人と会ってるのに気が付いてない人の二種類だけ…さあ どうです。騙されたと思うて街を歩くときに神様を探してみてください。案外すぐに会えるかも知れませんよ。

2019/08/01

けろりん

原稿を書く仕事をしている僕が出会った、どこか憂鬱そうな顔をした不思議な老紳士。それは、僕が抱いていたある人のイメージにぴったりだった。全身全霊を捧げてやり遂げた仕事が、取り返しのつかない失敗だったと嘆く創造主の姿に。何十億の人々が勝手に縋ったり、恨んだり。そりゃ神様だって世界の中心で「どおおおでもええええ…」って叫びたくもなるでしょう。失敗作だなんて、悲しい。家族で囲む食卓。お話をせがむ子どもたち。お利口な事務ゾウ。「素晴らしい光景じゃないか!」って神様が言って下さる世界はまだ取り戻せるだろうか。

2021/03/27

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