酸素は鏡に映らない (ミステリーランド)

へくとぱすかる

本格謎解きミステリを期待していたのですが、かなり違っていました。健輔が主人公というか、語り手目線の人物のはずですが、物語全体が終わってみれば、それなりの活躍でしかなかったような感触。謎めいた「柊」やその背後関係、また強盗団についても、本当の正体が明かされないまま終わってしまい、他の方の感想から、この本だけで終わる物語ではないらしいと知った次第。作者の作品世界を知った人にこそ、楽しめる話だったのかもしれません。

2014/05/31

たか

児童向けのミステリランドシリーズの一冊。 『ブギーポップ』を読んだことがある人にとっては面白いのだろう。 私も以前に読んだことはあるが、ほとんど忘れていたので、あまり楽しめなかった。 果たして、児童向けと言えるのかな。Ｅ評価

2019/05/26

まりお

何も関係なかった3人が集まって、事件に巻き込まれる、在り来たりな話。ではあるが、｢世界の支配者｣と出会って、3人が動き出す、何とも奇妙な始まり方。何となく巻き込まれたのに、3人が事件の方向を決めているような、奇妙な感覚だった。他人は酸素であり、毒である。3人の出会いも必要なものだったのだろう。

2017/03/03

junkty@灯れ松明の火

１人ミステリーランド祭開催中！お～なんかよく分からなかった！どうやら、他作品からのリンクもあるようですが、説明してもらえない部分が多くてちょっと困りました。でも、そんな所がこの本の読み所なのかな～とも思ったり。いきなり公園で世界の支配者に会っちゃう冒頭から、人間の本質というか目的を追求するけど、そんな簡単に解き明かせる訳ねぇじゃん！と突き放されちゃうし。私は、そんな作風が気に入りました♪後で著者の他作品も読んでみようと思います。そういった意味でもいろんな作家さんが執筆しているこのシリーズは有意義だな～！

2011/07/22

雪紫

寺月修一郎って、ブギーポップと同じ世界かこれ(ブギーポップはあおちゃんが演じてたアニメしか見てない)！？ ミステリーランドのトラウマ必須ないくつかの作品と比べれば児童向けだし(他人は毒だ。や酸素の例えはゾッとするが)江賀内さんのキャラや健輔達の冒険譚や後半の戦いは面白いけど、ひとつの大きな物語の一部分を見せられた感覚(あの引きといい作中のヒーローも何か裏で関わるんだろうか？)。てか末真さん、だよね・・・あの人別の話で重要人物になってる感が凄いんだけど！

2019/11/15