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倒錯の帰結 (講談社文庫)

倒錯の帰結 (講談社文庫)

倒錯の帰結 (講談社文庫)

作家
折原一
山本 安雄
出版社
講談社
発売日
2004-09-14
ISBN
9784062748537
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倒錯の帰結 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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🐾Yoko Omoto🐾

倒錯シリーズのラストは、ある島の旧家で起こる連続密室殺人事件に探偵気取り(笑)の「山本安男」が挑む横溝正史ばりの本格ミステリ?『首吊島』と、その山本が謎の女に監禁され密室もののミステリを書けと強要される『監禁者』の二編で構成され、エピローグを袋とじにするという凝りようだ。「死角」のネタバレが出てきたり山本などお馴染みの顔ぶれ多数だったりするので前二作を読んでおくほうが楽しめる。どこまでが創作で妄想で現実か…という相変わらずのカオスなメタノリだが、一番衝撃的に笑えたのはやっぱり「新見月代」の正体だろう(笑)

2014/10/13

ちーたん

★★★★☆【謎仕掛けレビュー】倒.錯シリーズ3部作完結編。表紙から読むと『首吊り島』本を〈逆さにして読む〉と『監禁者』の2通りの物語が.読め、中の袋とじには全ての真相が有.!皆.本書を手に取る前に『倒錯のロンド』『倒錯の死角』を読んでおく事\_(・ω・`)ココ重要!…出来れば間を置かず読んだ方がも.っと良い!◆絶海の孤島で起こる密室殺人事件『首吊.り島』◆「ここはどこ?」一室に監禁された『監禁者』…シリーズならではのニヤリ&自虐ネタも笑える!そして迎えるラストにい.や〜爆笑w〈↑さて、謎は伝わった?🤔〉

2020/02/08

nobby

これはまた奇抜なアイデア。右から読んだら密室物な『首吊り島』。左から読むとミザリー的な『監禁者』。この2つ違うテイストな別作品がリンクしてループして、真ん中袋綴じで帰結。『ロンド』『死角』程の脳内掻き回され感はないものの、気がつけば“倒錯”の嵐(笑)それでも『死角』ネタバレ前提な描写なので、あくまで倒錯シリーズのファンブックの意味合いを強く感じる。袋綴じ最後読んで、結局102号室の監禁の真実が?だが深く追わないのが折原作品の楽しみ方。そして“新見月代”の正体知ってビックリ!?はたして本物はどちら?(笑)

2015/05/18

ダイ@2019.11.2~一時休止

倒錯その3。前作・前々作の主人公が出てくる完結編。前からと後ろから読んで最後に袋綴じ。チョット混乱した。

2014/01/03

森オサム

倒錯シリーズ完結編。前から読めば「首吊り島」、後ろから読めば「監禁者」、そして真ん中に袋とじの最終章が有る、と言う仕掛け。過去のシリーズに登場した人物が再登場しているので、先に読んでおいた方がより楽しめるでしょう。自虐的なネタが満載で、「首吊り島」で本格密室物を書いた事さえ茶化しているかの様だった。ラストの楽屋落ちまで含めて著者のファン向けの作品だと思うので、本作単独での評価は難しいかな。こんな凝った本の企画が通るのですから、折原マニアは世に沢山いる、という事で。

2019/04/01

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