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BT’63(下) (講談社文庫)

BT’63(下) (講談社文庫)

BT’63(下) (講談社文庫)

作家
池井戸潤
出版社
講談社
発売日
2006-06-15
ISBN
9784062754149
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BT’63(下) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

以前読んだ池井戸さんのデビュー作では、人が死んでたので驚いたけど、これはなんと4人も死んでいて、しかもその死に方がグロ。ミステリー、ハードボイルド、んでもってノスタルジーも混ぜました、みたいな。読みながら「流星ワゴン」やなぜか「フィールドオブドリームス」なんかが頭をよぎって。リーダビリティには富んでいたけれど、タイムスリップが個人的に苦手なのと、もう少し短くてもよかったのでは?感が否めなかった、かな。

2016/03/19

アサガオ

BT63(下)(@ ̄□ ̄@;)!!「時間軸◇行き来」...「呪われたトラックBT21号◇運転手4名が殺される(;>_<;)」...「史郎◇新事業・宅配オレンジ便◇銀行融資◇壁◇闇の住人◇殺し屋◇黒幕」...「愛する鏡子◇罠◇死」...「苦悩の選択◇闇に立ち向かう史郎◇琢磨を救う」...「琢磨◇亜美の元へ」...「BT21からBT63◇時の流れ◇時間と絆を運ぶトラックは私の心で今日も走る」......

2016/10/09

遥かなる想い

40年前の父の真実を息子が追う旅、完了。読みながら涙が出てくるのを止められなかった。父の愛した鏡子さんとその娘可奈子、最後のエピソードまで含めて、感動大作であった。闇の住人成沢や前夫の柳瀬あたりの不気味さも引き締まった物語にしてくれている。

2011/10/10

ナルピーチ

改めて池井戸先生の筆致の幅広さを感じられた一冊。下巻に移ってからはより一層シリアスな展開が続いていく。BT21に乗車する4人のドライバー達を襲う恐怖。父・史郎にも“呪い”がかかったかの様に不幸が迫ってくる…。記憶の走馬燈が見せる終着地点、亡き父親の足跡を辿る事で琢磨はどのように感じてどのような心境になったのか。そして「なんのためにBT21は過去へと呼ぶのか」その理由が判明した時、この物語の真意を感じる事ができる。父が遺し、琢磨に伝えたかった想いとは。全てを受け止め、迎えるラストにとにかく感動した!

2023/03/12

ちょろこ

ヤバい一冊。上巻からさらにドキドキ、ヤバいが止まらない。このBT21は何故琢磨を呼ぶのか…過去に触れることで父の心の奥に触れていくような時間。想像以上の苦しさと過酷さが増す。とにかく闇の世界、これがヤバ過ぎる。ただ普通に愛する人と人生を歩みたいだけなのにこんなにも苦しんで歩むのが人生なのか…父の心を思えば思うほど苦しい。他人に邪魔される理不尽さが悔しい。そして終盤は緊迫感と涙が止まらない。言葉にならない尊敬の念が溢れた。過去の弔いのような時間旅行。ドキドキの面白さとヤバさと涙で堪能した。

2021/04/20

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