独眼竜政宗 最後の野望 (講談社文庫)
独眼竜政宗 最後の野望 (講談社文庫) / 感想・レビュー
木賊
初・志茂田景樹さん。徳川家康の死後、天下取りに向けて策動を開始する伊達政宗。それに振り回されつつ、伊達家を守ろうと奔走する片倉重長の一人称語り。ですます調の時代小説は初めて読んだが、重長の年齢・立場を考えるとやや違和感があるかも。慶長遣欧使節やキリシタン、そして海外情勢を背景に語られる『伊達政宗』は新鮮だった。
2013/06/01
yoshimixx
史実をうまく絡めたストーリー展開が、本当にリアルに感じられました。志茂田さんの解釈が、とても面白いなと思いました。
2014/01/29
椿姫 海帆
宮城県南部に住む、地元大好きっこの私にはたまらない1冊でした。また、片倉重長がお好き、という方にもオススメかと。政宗好きな方には物足りないかも……。作中、とても印象深いのは、政宗の最後の言葉。これには涙が滲みました。震災により、沿岸部はもちろん、内陸部も少なからず被害を受けて。1年以上が過ぎても、遅々として進まない復旧・復興ですが、仙台潘祖伊達政宗と、重臣片倉小十郎重長、難しい時代の流れの中で渡航した支倉常長たちの物語に触れ、励まされる思いがしました。
2012/06/06
mitsu44
伊達政宗の生涯を読みたかったが、有名な片倉小十郎景綱の息子重長を語り口とする家康死後の話。イスパニアと組んだりして徳川を倒す策を巡らせる政宗と大殿と伊達家・仙台藩を守るために尽力する重長。語り口が斬新で面白かった!
2009/11/30
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