xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル (講談社文庫)

Yobata

｢xxxHOLiC｣のノベライズ文庫版。原作全く知らないから無謀かと思ったけど知らなくても楽しめた。あやかしが視える青年・四月一日君尋となんでも願いを叶える店の店長・壱原侑子の物語。幸せを享受できない女性,友達の幽霊に悩まされている女性,眼球を研究する物理学者の話の3編。原作知らないのでどういう話かわからないが、西尾維新らしい,普通の人間こそ怖ろしいということを描いた作品に仕上がっていると思う。｢その眼が無事に、あやかしを映さなくなったとき--果たして、人間が視えるかどうか｣という言葉にゾッとしたね。→

2013/02/11

まろんぱぱ♪　

願いを叶えてくれる壱原侑子の店、そこに誘われるように訪れる客たち。侑子にアルバイトとして虐げられている？四月一日、彼は、あやかしが視えなくなることを願う。コミックとは、また違う雰囲気、西尾維新という作家の技ですね。櫛村塗絵の話、好きですね。『幸せ』になるための同等の対価として『不幸せ』を背負うと言う言葉、ささりましたね(^O^) ひまわりちゃんと百目鬼が出てこなかったの、寂しかったな

2015/02/23

いりあ

CLAMPのコミック"xxxHOLiC"を"戯言シリーズ"や"物語シリーズ"の西尾維新がノベライズ化した作品。作品の内容を考えると、このコラボの相性は良さそうですが…CLAMPも西尾維新も好きだったので読めましたが、西尾維新を知らないCLAMPファンが読んだらかなりキツイかもしれないです。完全に西尾維新ワールドになってます。小説オリジナルキャラである依頼者達は当然西尾維新カラーになっているとして、侑子さんや四月一日の性格も微妙に改変されているように感じました。とはいえ、これでも全然読みやすいとは思います。

2014/10/05

シュエパイ

なんてあさましい、と侑子さんが吐き棄てた『私』の物語が素敵です。私までが睨まれたような感じで、あぁ、少しぞくぞくしたり♪西尾維新さんのことだから、このままオカルト系皆無で突っ走ってみせるのかとドキドキしてましたが、最後は一捻りしてホリックそのものを否定したような(笑)眼球地球論、私は好きかもしんないです。あ、浅ましい台詞しりとりは、今度仲間とやろうw

2013/03/22

眠る山猫屋

なかなか巧みに融合しているように感じました。レギュラー陣がほとんど出てこないのは残念でしたが、その分ホリックのテイストと西尾維新さんのニュアンスが研ぎ澄まされていたのかも。侑子さんと四月一日の関係が濃密で良かったかな。

2014/11/17