KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

新装版 オレンジの壺(下) (講談社文庫)

新装版 オレンジの壺(下) (講談社文庫)

新装版 オレンジの壺(下) (講談社文庫)

作家
宮本輝
出版社
講談社
発売日
2010-09-15
ISBN
9784062767644
amazonで購入する

新装版 オレンジの壺(下) (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

はち

ついに祖父が「オレンジの壷」になった理由が明らかになる下巻。宮本作品には珍しく、全ての謎が明らかになるどころかかえって謎だらけで終わる。まぁ女性誌に連載されたから佐和子メインになるのは仕方ないが。悪くはないんやけど、少し男臭い作品の方が好きかも。

2011/01/20

igaiga

最後にはレナーテの人生ばかりが気になってしまった。この本のいいところはいろいろと解決してないんだよねー。なので何回も読んでしまいます。佐和子が少し前向きになったことがよかったのではないかな。

2021/03/02

2ndkt

▼佐和子が、パリ、アスワンと移動し、謎を明らかにしようとしたのに、全てが解明されることなく物語が終わる。読者としては不完全燃焼感が残ったが、佐和子の「終わらなきゃいけなきから、もうこれで終わりにする」という言葉で納得することにする。▼さらに、著者あとがきにある取材秘話を読み、再度納得させられる。「戦争に向かって幕進する歴史の陰で、何らかの役割を担った人々は、そのことに関して多くを語ろうとはしなかった」とのこと。あの時代の人生は完全に明らかできるものではなく、読後の不完全燃焼感は当然のものと理解する。

2014/07/31

紫陽花

終盤まで成り行きがどうなるかワクワクして読んでいましたけど、最後はなんか…。

2017/02/20

mymtskd

祖父の古い日記に書かれていることを確かめにパリからエジプトへ。ミステリー仕立てでこの先どうなるだろうと思わせながら、やはり宮本輝は文学ですね。単なる謎解きではないのです。激動の時代を生きた祖父の足取りを追うことで、戦争がいかに人を傷つけ運命を変えてしまうのか思い知るような読み応えのある作品になっています。

2019/04/23

感想・レビューをもっと見る