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新装版 ムーミンパパ海へいく (講談社文庫)

新装版 ムーミンパパ海へいく (講談社文庫)

新装版 ムーミンパパ海へいく (講談社文庫)

作家
トーベ・ヤンソン
冨原眞弓
小野寺百合子
出版社
講談社
発売日
2011-08-12
ISBN
9784062769389
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新装版 ムーミンパパ海へいく (講談社文庫) / 感想・レビュー

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あつひめ

しばらくぶりに手に取った。テレビでのムーミンパパとは違った勇敢でちょっと頑固そうなムーミンパパにビックリしたり。現実世界で生きる時の難しい問題をムーミン達の住む世界で自然と絡めて私たちに問いかけているような気がする。文字を追うたびに風の音や波の音に混ざって悲鳴のような自然の音が聞こえるような気がする。いつも思うこと。これを原文で読む力があったら、もっと作者の伝えたいことがよくわかるのかもしれない。児童書の分類。子供達の方が無垢な気持ちでストレートにメッセージを受け止められるのかもしれないかな。

2016/11/20

ユメ

これまで描かれてきた夏は、北欧特有の輝きに満ちていて、海はその象徴の一つだった。ところが、今作での海と島は、恐ろしいほど荒涼としている。望み通りの暮らしを始めたはずがうまく行かずに苛立つムーミンパパの後ろ姿からは、小さな生きものには相応しくない野心を抱いてしまった悲哀が滲み出ている。振り回されるムーミンママとムーミントロールも大変だ。物語全体に漂う寂寞感に驚かされる。しかし、本を閉じて反芻すると、希望の兆しだってちゃんとあったことに気付く。迷子になっていた人々が居場所を見つけていく安らぎも確かにあるのだ。

2015/04/08

mii22.

シリーズ8作目。読者にも馴染み深い楽園のようなムーミン谷をあとにして、新天地を求め海をこえ灯台の島へ行くムーミン一家。なんという展開なんだ。新しい環境に変化する家族の心の動き揺らぎが丁寧に描かれている本作は、パパ、ママ、思春期をむかえた息子、養女(ミイ)それぞれの立場から心情を読みといていく、奥深いストーリーでかなり心揺さぶられた。あぁ、ムーミン一家の去った後の、ムーミン谷の仲間たちはどうしているのだろう..。

2017/11/12

ポップ

ムーミンパパは灯台にあこがれていました。一大決心により、ムーミン一家は冒険号で海を渡り、灯台の島へ移住します。新しい場所の生活で開放的になったのか、みんなどことなくワイルドです。パパはわしの島だと豪語して黒海の研究をノートに記録、ママは言葉遣いが時々荒っぽくなり壁に絵を描き、ムーミンは自分の空き地に寝袋で寝るようになります。ミイは変わらずみんなを焚き付ける役目ですが、わるい子の自覚はあるようですね。島でムーミンは踏んだり蹴ったりですが、人生の航海を照らす灯台は、失敗の後に見つかるということでしょうか。

2020/10/27

seraphim

ムーミンパパは、平凡な日常から逃れるため、家族をつれて灯台守になるために海に出る。目指すはパパの島。無事に海を渡ったが、そこで待っていたのは優しくない現実。このお話に登場するのは、パパとママとムーミン、それに養子になったミイだけ。家族だけで、移住したのだ。せっかくの新天地なのに、なんだか不穏な雰囲気のまま進むお話。ムーミンたちはどうするのだろう?とドキドキしながら読んだ。果てはモランまでついて来てしまうし…。しかしモランとムーミンの交流には感動した。ほんの少しでも相手を思いやる心があれば、通じ合えるのだな

2015/01/27

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