サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得 (講談社+α文庫)
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街中で“ヤバすぎる恍惚感”を味わえる場所・サウナ。その魅力を世に広めた『サ道』が文庫化
『サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得』(講談社+α文庫)
子供のころ、「いつか大人になったら、その楽しさが分かるんじゃないか」と思っていたものがある。
イカの塩辛や銀杏の美味しさとか、一人でゆったり温泉に浸かる楽しさとか、マッサージの気持ち良さとか……。その大半は、いつの間にか分かるようになっていたのだが、30歳を過ぎても、何が良いのか全く分からないものがあった。
サウナだ。
近年のサウナブームの立役者のタナカカツキ氏も、その楽しさに気付いたのは40代に入ってからだという。この9月に文庫化された著書『サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得』(講談社+α文庫)には、彼が「とつぜんサウナがわかってしまった」瞬間の、驚きと興奮の体験が綴られている。
ドアを開けると漂ってくる、優しい木の香り。サウナ→水風呂→サウナ→水風呂と移動を繰り返す、“サウナの正しい入り方”の発見。キラキラと煌く水風呂の水面。しだいに体がじ~~~んとしてくる。揺らぎはじめる目の前の景色。整う呼吸。そして訪れる、瞑想状態のような境地……。
何だか「宗教への目覚めを綴った告白の書…
2016/10/6
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サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得 (講談社+α文庫) / 感想・レビュー
徒花
現在進行系でブームが続いているサウナブームの火付け役になった本の一つ。観光されたのは2016年でかれこれ6年前になるし、あくまでもイチマンガ家の体験談を文章とまんがによって綴ったゆるーい一冊だけれども、水風呂が主役とか、ととのうとか、いまの主流になっているサウナの魅力について存分に描かれているので、まあ単純に言うと、読めばサウナに行きたくなる本。見た目以上にかなり読みやすい本なので、なんとなくサウナに興味がある、どんなもんなのか知りたい人にはうってつけの一冊かも。
2022/05/02
syuntaro
【サウナの魅力を多くの人に広めた一冊】ジムや銭湯に行くようになって十年、気づけばヘビーサウナーになり、全国の入浴施設や銭湯のサウナを楽しむようになっていた。「ととのう」感覚が共有されるようになったのは本書の存在が大きいと思う。今ではテレビドラマ化され、多くのサウナー達がサウナイキタイなどの検索サイトを片手に銭湯サウナやカプセルサウナを楽しむようになった。詳しくは本書または漫画版の「サ道」シリーズを読んでいたければと思う。サウナにはまってしまった一人の男の世界を描いている。その世界はとても魅力的である。
2019/09/08
たかちん
最近、最寄り駅の近くにサウナ付きの銭湯を見つけたため、サウナの良さを知りたく本書を読み始めた。本書でサウナの主役は水風呂ということを知り、これまで敬遠していた水風呂に入り納得した(笑) サウナに入った日は、眠りが深く翌朝スッキリ目覚めるため、完全にサウナにハマってしまっている。
2020/06/21
えつ
サウナ人気の火付け役、タナカカツキさんのサウナ体験記。旦那の影響で先月、ドラマ「サ道」を一気見して、わたしはサ飯のほうに興味を持ったんだけど…。書店でこの本を見つけて思わず購入。イラスト多めでめちゃくちゃ読みやすい。最後のほうはマンガになっているから本当に読みやすい。Kindle Unlimitedで読めるの知ってショックだったけど、旦那にも読ませたいから購入して良かったかな。みんな「サ道」の深奥を知って、もっと極めよ!!!
2023/03/24
Bun-ichi Kawamoto
主役は水風呂である。これに共感できる人はサウナの道の王道を進んでいけます。”整う”感覚へ導く道が示されています。
2019/01/22
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