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物語論 (講談社現代新書)

物語論 (講談社現代新書)

物語論 (講談社現代新書)

作家
木村俊介
出版社
講談社
発売日
2011-11-18
ISBN
9784062881296
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物語論 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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ねこ

本書は小説、漫画、美術、映画、音楽などの分野から物語論をインタビューした書籍です。さすがは第一線で活躍しているクリエイター。ブレのない芯を貫き通している方々ばかりです。漫画「島耕作」で有名な弘兼憲史の言葉をできる限り削り、わかりやすさを1番に考える、「ジョジョ」の荒木飛呂彦の漫画はジャズの即興演奏みたいなものなど同じ漫画家でも視点は全く違います。そして小説家、伊坂幸太郎の「小説の技術」…描写の作り込みにかける気持ちや伏線回収に対する考え方、作品を作るやり方など掲載ページが最も多く著者の一推しなんだろうな。

2024/02/05

ヨクト

小説家、映画監督、漫画家など創作的分野で活躍されている方々の物語についてのインタビューをまとめたもの。村上春樹、重松清、平野啓一郎、伊坂幸太郎と僕の好きな作家さんが目白押しで満足。特に伊坂幸太郎さんは多くページが割かれていた。普段作品から感じる作家さんしかわからないけれど、生の声から感じる作家さんもいいですね。作品にメッセージやテーマを込めたい方も、込めない方もいらっしゃるみたいだけど、作家さんの在り方以上に読者の在り方が重要なのではないかと思いました。

2013/03/26

佐島楓

読友さんに教えていただいた本。17人のクリエーターへのインタビュー。小説家には深淵な哲学があり、だからこそ多数の読者がついてきてくれるのだろうと納得できる方々ばかりだったし、それ以外の分野の方々についても冒険のような行動からアイデアを蓄積されていった過程など、非常に興味深く読ませていただいた。血肉とさせていただこうと思う。

2013/04/28

佐藤一臣

創作者が何を考えているかを知るインタビュー記事。創作者の練習について語られているのは、村上春樹の翻訳と伊坂幸太郎の映画の描写。結局、具体的な練習方法を提示してもらわないとどうやって創作する力を蓄えるかがわかりませんからね。他は、その創作者の人生そのものを語っていたり、思想を語っていたりがほとんど。具体的な作りこみの記述は漫画家が少しあった程度。もっと、創作の過程をつまびらかにするインタビューにしてほしかったなあ。

2017/03/13

スミス

インタビュー集。「より深く発言の中に潜りこんで」いけるように、との配慮でインタビュアーの質問が省かれているが、どういう会話の流れからこの発言が出てきたのか、話の焦点がぼやけて逆に潜りこめない・・・orz 名言集みたいなもんだと割り切っちゃえばいいのだろうけど、心に響く言葉があればあるほどモヤモヤが募ってくる。

2013/07/27

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