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スリジエセンター1991 (講談社文庫)

スリジエセンター1991 (講談社文庫)

スリジエセンター1991 (講談社文庫)

作家
海堂尊
出版社
講談社
発売日
2018-03-15
ISBN
9784062938808
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スリジエセンター1991 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

前作で主人公となった二人がその後、ハートセンター立上げを目指します。しかしながらやはりその桃でいかないのが小説の面白さです。またこの巻でも存在感ある部長が出てきます。また病院長選挙では今まではあまり手腕を発揮できなかった講師がかなりな役割を果たすことになりました。最後はうまい決着をつけてくれたようです。あまり長続きするようよりもこの三部作で決着をつけた方がいいと思いました。この後に忘れてしまったのですがチーム・バチスタが続くのでしょうか?

2018/04/25

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

バブル三部作の最後も天城のストーリー。このシリーズは面白い。モンテカルロの星と称され型破りだが天才的な技量を持った天城。日本の医療制度と言う巨大な風車に孤軍奮闘する彼はまるでドン・キホーテだ。確かに金の多寡で命が左右されるということには抵抗がある。だが、潤沢な資金が無ければ高度な医療を行うことができないのもまた事実である。高邁な理想だけでは現実には向かえない。破綻寸前の日本の医療制度はこれからどこに向かうのか?彼の意思を受け継ぎ桜の苗木を植え続ける人物は現れるのか?★★★★

2018/06/30

forest rise field

ブラックペアン1988、ブレイズメス1990と続くバブル三部作ラスト。ブラックペアンの渡海征司郎、ブレイズメス・スリジエの天城雪彦といった天才外科医との関わりから新米外科医世良が葛藤しながら成長していく。天才で少しアウトローな上司と関わってきた世良医師の今後が気になる。外科医は失敗したら人を殺してしまいかねない重労働、それに比べれば私の仕事のミスなんか大したこと無いなと気が楽になったのは収穫。

2021/12/15

さばかん

一人の青年医師、世良雅志の物語。       若き日の高階権太の失敗譚。     天城雪彦の革命秘話。           この頃の彼らがあって、この先の彼らがある。    感慨深いものがある。込み上げてくるものがある。      もう一度、全てを読み返したくなる。    壮大で等身大な医師たちの物語。奮闘記。           海に散った革命家。人々の心に灯す松明の炎、それを引き継いで今を未来を生きていく。

2018/03/28

ちょっとずつ、ちょっとずつ歯車が狂っていった。急な展開がないまま後半へ。このまま話は終わるのだろうと、読了が目的になっていたが、最後の最後で急変した!最後の出来事は全く予想できなかった。思わず、涙が溢れてきた。世良先生同様に私もこんなにも天城に惚れてたんだと実感した。

2018/06/17

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