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海堂尊

職業・肩書き
作家
ふりがな
かいどう・たける

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1961年、千葉県生まれ。2006年、『チーム・バチスタの栄光』で第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。自身の専門である医療の世界を題材とし、主としてミステリーを中心に多数の作品を発表し続けている。主な著書に『輝天炎上』『モルフェウスの領域』など。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

2005年
『チーム・バチスタの栄光』第4回このミステリーがすごい!大賞
2008年
『死因不明社会』第3回科学ジャーナリスト賞

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 海堂尊『アクアマリンの神殿』は奇妙な成り立ちを持つ小説だ。海堂の小説はすべて同じ世界観の中で書かれており、当然のことながら作品相互にも関連がある。同じ登場人物が複数の作品に顔を出すのである。1冊を読むとさらにもう1冊を読んでどのように世界が広がっているのかが知りたくなる。そこが大きな魅力でもある。  ところが1つの問題が起きた。複数の作品に顔を出す佐々木アツシというキャラクターについて矛盾が生じてしまったのだ。  こっそりと修正して辻褄を合わせる手もあるが、海堂はそうしなかった。あっと驚くアイデアで小説を書き、矛盾を是正してしまったのである。それが2010年に発表された『モルフェウスの領域』(角川文庫)だ。『アクアマリンの神殿』はその続編に当たる作品である。主人公は佐々木アツシ、桜宮学園中等部3年に在籍する学生であるが、同時に桜宮湾に存在する未来医学探究センターのたったひとりの職員でもあった。彼には級友の誰も知らない秘密があるのだ。

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編集R    ミステリーの読者というと、とてもマニアックなイメージがありませんか?  本格、新本格、警察庁説、ハードボイルド、時代モノなどなど、細分化してさまざまな要素を孕んでいるミステリーを、いまから読むにはどこから手を出すべきかわからない。かろうじて入口を見つけ出したところで、その果てしない道のりに眩暈がしてしまう……そんなこと思った方はいませんか?  「東野圭吾作品は読んだことがあるけれど、ミステリーはちょっとわからない」という、あなたへ贈る特集! いつでも力強く時代を牽引する、ミステリーの魅力をご紹介しましょう。  まずは東野圭吾さん、伊坂幸太郎さん、海堂尊さん、綾辻行人さんによる話題の映像化作品から。インタビューでは創作の秘密や、オススメのミステリー作品などをお伺いしました。  続いて、イラストレーターでありマンガ家の池田暁子さんが描く日本ミステリー史。本特集の企画段階からご協力いただきました杉江松恋氏による徹底的なレクチャーのもと、戦前のミステリー黎明期から、現在の流れに直結する新本格ブームに至る約100年間を、…

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 医療ミステリー界に新たなジャンルを切り開いた、人気作家・海堂尊。  海堂作品に詳しい編集&ライターの東海左由留さんは、「破境者」というキーワードで、その魅力を分析してくれた。

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