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あさきゆめみし(7) (講談社漫画文庫)

あさきゆめみし(7) (講談社漫画文庫)

あさきゆめみし(7) (講談社漫画文庫)

作家
大和和紀
出版社
講談社
発売日
2001-07-31
ISBN
9784063600568
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あさきゆめみし(7) (講談社漫画文庫) / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

どんなに艶やかでも、どんなに雅やかでも、光源氏亡き後の世界はもの寂しいだけの虚ろな世界だ。源氏の形見ともいえる、ふたりの王子、薫の大将と兵部卿・匂の宮がいたとしてもだ。どちらも当代きっての殿方と言われているが面影はあれども、ふたりとも源氏より劣って見えてしまう。光源氏はたしかに嫌なやつではあった。けれども、こうやって薫と匂の宮と比べると、いかに華やかで艶やかであったか…。今になってようやく理解できるのだ。そして、改めて『宇治十帖』を読むと、それまでの物語とは違うなんともいえない後味の悪さがつきまとうのだ。

2014/05/21

あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

これで古文を習う。

あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

再読。

2018/05/27

べる

【再読本】薫と匂の宮が浮舟を取り合う。ライバルがいるとさらに燃えてしまうのが本能なのだろう。光源氏の血を引く匂の宮は後先考えず今がすべてだと訴えて情熱的で力強く愛を伝える。優しくて誠実な薫を裏切ってしまったことに浮舟は嘆き苦しみ、この世を捨てる。二人から愛されることがこんなに苦しいことだなんて。また、愛されてはいるが、大切な奥方がいる匂の宮と亡き大后を自分に重ねる薫という、自分のことだけを愛しているわけではないと悲しむ姿が切ない。でも最後には嘆かずに光が満ちた先を見ていた。私も強く生きる女性でありたい。

2021/07/16

りなお

宇治十帖 完結。ここにきて匂宮の株が暴落…でも自分に正直な宮は憎めない人よね…薫の君もっとしっかりして〜浮舟は大君の身代わりじゃないから… ただ思えば源氏物語って亡き人や手に届かない人の面影を常に追い求めている話だったわ。面白かったです。

2021/04/25

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