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ヴェールドマン仮説

ヴェールドマン仮説

ヴェールドマン仮説

作家
西尾維新
出版社
講談社
発売日
2019-07-31
ISBN
9784065164945
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西尾維新デビュー20周年記念ロング・ロングインタビュー 20タイトルをキーに語る、西尾ワールドの変遷(第4回)

『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』(西尾維新/講談社)

 昨年、作家生活20周年を迎えた西尾維新が、セレクトした20タイトルとともに、その道程を振り返るロング・ロングインタビュー。第4回は、『りぽぐら!』『終物語』『ヴェールドマン仮説』『デリバリールーム』、『死物語』+『戦物語』について。テクニカルなチャレンジの楽しさと、「親子」「出産」という新テーマに着眼した理由、広がり続ける「〈物語〉シリーズ」への思いなど、今回も読みどころ満載だ。

(取材・文=吉田大助)

ロングインタビュー 第4回 ⑫『りぽぐら!』 ──特定の文字を使わないという制約のもとに書かれた作品=リポグラム。自ら挑んだ究極の言葉遊びにして過酷な実験小説は、作家に何をもたらしたのか。 『りぽぐら!』(西尾維新/講談社)

──『りぽぐら!』は、短編小説3本をそれぞれ異なる文字制限に従って4パターン執筆した、12編+αが収録されています。西尾作品の特徴の一つである、言葉遊びの面白さを煮詰めに煮詰めた一作です。なぜ書くことにしたんですか、最も伺いたかった1冊でもあります(笑)。

西尾…

2023/2/26

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ヴェールドマン仮説 / 感想・レビュー

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starbro

西尾 維新は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の記念すべき100冊目ということで読みました。タイトルも登場人物たちも魅力的な割に抑え気味なのは、シリーズ化を狙っているからでしょうか? http://ni.siois.in/works/

2019/09/08

ガチャ

すごい家族に囲まれいる僕は、職業家事手伝いと 言っていいのか、家族全員の健康管理を任されている吹奏野真雲。 そんな僕が首を突っ込むことになった事件が ヴェールドマン事件。 言い訳がましい所はたくさんあったけど、 素人ながらよく頑張った。 この功績が犯人逮捕にどう貢献したかは、 疑問が残るけど、少なくとも 刑事の兄貴よりは、十分に役にたったはず。 こうして事件は、あっさりと解決したのでした。 人間、一発ガツっと殴られたくらいでは、 ドラマのようには気絶しないものなのですね。

2019/08/21

ゼロ

西尾維新の100作目が本作。語り部の吹奏野真雲は、探偵一家の次男。何者でもないぼくが、吊るされたセーラー服の女の子と出会い、事件解決に向けて動き出すミステリ作品。今回の個性の出し方は職業であり、社会を描こうとする気概は感じましたが、キャラクターを描き切る前に終わった感じ。ぼくを含めて9人もいれば描けないか。ミステリとしては、誘導されてるのは分かりましたが、驚きは少ない。幕間で犯人の独白を聞いているからかもしれない。仮説シリーズとして続いていくのであれば、面白くなっていくかも。単品として評価するなら無難です

2019/10/27

黒猫

サイン本の献本。推理作家、法医学者、検事、弁護士、警察官、ニュースキャスター、探偵…そうそうたる顔ぶれの家族に囲まれた無職の僕が、連続殺人を追う物語。家族思いである僕の一人称で描かれる文章の随所には、にやにやとした笑いを誘う遊び心に溢れた筆が光る。これを人前で読もうものなら、あなたも間違いなく不審者の仲間入りだ。「あの人いつも物騒な本ばかり読んでいましたよ…いつかこういう事件を起こすと思っていました」マイクを向けられた近所の主婦がこう語り、あなたこそが連続殺人犯だと仮説を立てられる日は近いかもしれない。

2019/08/25

りんご

作中はかなりコミカルでエンターテイメント性が高い一方、犯人の動機や殺害方法、境遇については薄暗くおぞましさを感じていろいろな意味で楽しめる。割と先の展開が読めなかった。推理物だけど戯言シリーズというより、掟上今日子シリーズっぽい。探偵一家と言いつつ、今回は真雲が大活躍する話。家族をたてつつ自分を卑下しない真雲も確かに好感度の高い良いキャラではあるのだけど、探偵家族は誰も彼も個性的で魅力的なのでもっと家族の活躍も見たかった。特にさらっと怖いことを言う兄が好き。最後のオチまで目を離すことが出来ない小説。

2019/07/31

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