大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ (講談社文庫)
大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ (講談社文庫) / 感想・レビュー
海猫
かなりの曲球な一作。タイトルから時代ケイパー小説か?と思い手にとったが、読んでみれば、もっとフリーダムな内容だった。主人公・川瀬若菜の性格や立場には二面性があるし、他の登場人物らも一癖二癖どころじゃ済まない濃い面々。裏稼業の世界の住人たちの凄絶な殺し合いが続いていく。山田正紀作品を久々に読んだけれど、文庫書き下ろし時代小説とはいえ、定番の展開で安心して読ませる内容には仕立ないのが、流石。必ず変化球が飛んでくる。先が読めないし、夜の暗闇を疾走するかのようなダークさがあった。早くも来月、続刊が出るので期待。
2019/11/25
ひさか
2019年11月講談社文庫刊。書下ろし。シリーズ1作目。異能力を持ったふたつの集団のぶつかり合いの伝奇ストーリー。盛りすぎな感もあるが、それなりに面白く、楽しい。
2021/02/28
LUNE MER
タイトルから、お江戸を舞台にしたスパイ大作戦的な物語を想像していたのだがちょっと違う。少し読んでいるとなんとなく必殺!仕事人的な雰囲気も感じるのだが、これもまたちょっと違う。ラストの闘いで「一人でも残してしまうと延々復活されてしまうので三人を同時に倒さなければならない」という実行不可能チックな悪条件をいかにクリアするか?という展開は面白かったが、全体としてはどこか胸躍り切らない中途半端な気分で「次回に続く」で終わってしまった印象。
2020/08/17
Kira
図書館本。初読みの作家さん。面白すぎて一気読み。昔から名前だけは知っていたSF作家さんなので、トンデモ設定も気にならなかった。後半はどんでん返しが続いて「え?」の連続。ほんと、楽しかった。大江戸MI2も、しっかり借りている。
2021/09/12
α0350α
アクションも謎解きもあって面白かったです。最初2作目から読もうとしてましたが、こっちを待って正解でした。という終わり方ですね。
2022/01/07
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