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サージウスの死神 (講談社文庫)

サージウスの死神 (講談社文庫)

サージウスの死神 (講談社文庫)

作家
佐藤究
出版社
講談社
発売日
2020-04-15
ISBN
9784065192801
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サージウスの死神 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ミライ

「Ank : a mirroring ape」が面白かった佐藤究さんのデビュー作が文庫本化されたということで早速購入。ぶっ飛んだエンタメ小説かと思いきや、かなり純文学寄りの小説だった。ふとしたきっかけでギャンブル狂になってしまった男が主人公で、地下カジノに入り浸ることになり、しだいに破綻していく、精神崩壊していく描写は支離破滅で刺激的だった。なんとなく中村文則さんの作風に似てるなと感じた。

2020/05/13

ココロココ

『QJKJQ』と『ank』が面白かったので、店頭で見かけて即購入。佐藤先生のデビュー作品とのこと。この作品があって、上記作品があるのかぁ、と納得。狂気の世界。私とは縁がない世界だとは思うが、果たしてそうなのか。次の作品がどんな作品なのか楽しみ。

2020/05/18

東京湾

「この世界で発見されていない物質は人間の心のなかに埋まっている。それをえぐりだすのは宗教でも科学でもない、ギャンブルだ」回転するルーレット、ひりつく脳に瞬く数字、湧き上がる衝動と破滅への躍動。ビルから飛び降りる影と目が合ったその時、男の人生は一変した。賭けに魅入られた男たちの狂気と暴走を描く劇薬的ピカレスク。取り憑かれたかの如く一心不乱に賭けに興じて堕ちていく様がこの上なくグルーヴィーで、その混沌のなか人間の隠された本能が露わにされていく、最高に刺激的な物語だった。この作家のスタイルは癖になるものがある。

2020/05/01

文太

佐藤究氏がまだ佐藤憲胤の名義で活動していたときのデビュー作。当時は純文学のフィールドで活動していた。そのため、再デビュー後の、現在の作品の文章力の高さにも納得。内容としては、人の自殺を目にすることで主人公が変わるという古今東西で描かれてきた流れ。本書では、「賭け」や「運」を主人公は感じ、カジノ、とりわけルーレットに嵌まっていく。ここでも、実際にルーレットが回っているかのような、音が聞こえてくるような圧倒的な表現力を楽しめる。

2020/04/15

Satoshi

△グロテスクな描写が多く読後感が良くない。普通の男が自殺現場に立ち会ったことをきっかけに賭博にはまる。だんだんのめり込み、金がなくなるが、狂気のうちにルーレットで次に出る数字がわかるようになる。薬物や精神的におかしい登場人物と付き合い、戦い。突然、現実に戻ってくる。ある意味、死神に取り憑かれて離れていったのかもしれない。いわゆるオープンエンドの話だけど、最底辺を体感した主人公が突然元に戻ってもどうなんだろ。

2020/05/25

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