イマジネール 想像力の現象学的心理学 (講談社学術文庫)
イマジネール 想像力の現象学的心理学 (講談社学術文庫) / 感想・レビュー
uchiyama
「絵画を通してイメージとしてのピエールを目指すときには、まさにそのことによって絵画を知覚することをやめる」。確かに日頃から、イメージすることが知覚を妨げる、ということを感じることは多いです。(もっと言うなら愛も妨げる。)でもいずれにせよ、イメージという言葉が含む多様なズレを、例えばいろんな画像処理として楽しめるほどには教養や知識がなくて、残念でした。解説にあるように、「遭難」した感じで、字面を追うだけの読書になってしまって、無理やり読み終えたものの、楽しめず。ピエールの「イメージ」だけは残りましたが。
2020/11/20
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