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覆面作家 (講談社文庫)

覆面作家 (講談社文庫)

覆面作家 (講談社文庫)

作家
大沢在昌
出版社
講談社
発売日
2021-04-15
ISBN
9784065230602
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覆面作家 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

大沢さんご自身が半分位入っている軽い短編ミステリー集です。8編作品が収められていて私はすんなり読んで楽しめました。とくに「村」はいかにもありそうな感じですが今だとSNSなどですぐ噂になってしまうでしょうね。また「イパネマの娘」も印象に残る佳品でした。

2021/05/26

あすなろ

大沢氏自身を感じさせる私が主人公。北方謙三氏にもこの様な連作集あり。この手は数は少ないが好きなハードボイルドのジャンルであり、書店にて嬉々として購入した本。期待に違わず文章に酔ったのである。その北方氏⁈とも思しき大作家も登場するし、ミステリー含めたいくつかの作品も惹き込まれた。大沢氏ファンだけでなく、時折読む僕の様な方や、ハードボイルド好きな方等に息抜きとしてオススメ出来る。そして、実に久しぶりの大沢氏であった。海と月の迷路以来かな?実は僕は新宿鮫シリーズが何故か未読。いずれと思っているが、読みたくなる。

2021/06/20

キンモクセイ

作家の主人公のハードボイルドでミステリーな短編集。〝幽霊〟小説の題材にとマノという謎の男からの突然の連絡。先端的な頭脳集団による犯罪。存在するのに実態は謎。小説にしたら消されてしまいそう。〝カモ〟本物の博打はカケの対象も想像を超えてくる。〝確認〟日本に殺し屋って本当にいるのかな?夜の闇に紛れてるのか?案外、近くに凄腕の人がいたりして。〝村〟一般人が知らない村がある。ワケありでも大金がある大物ならと考えるとリアルにありそう。〝不適切な排除〟友人の父の死がCIA絡み。陰謀渦巻くドラマか真実か、どちらだろう。

2021/04/24

Y2K☮

著者を連想させるベテランミステリィ作家が主人公の短編集。全て想像らしいけど「村」は実際あってもおかしくない。「世にも奇妙な物語」が映像化するかもしれない。「カモ」は最後の謎解きが鮮やかだし、恋愛系の各話も余韻の残し方が素晴らしい。ハードボイルドはどうしても男性ファンが多いけど、たとえば作家志望の女性が読んだらシンプルな文体を学ぶ上でいい教科書になると思う。作家論や業界の裏話、夜の街の事情、図書館への本音なども興味深い。著者の本は「カルテット」シリーズしか読んでなかったが再読しようかな。「新宿鮫」もいずれ。

2021/04/25

Ayako

再読。かなり前に読んだ記憶だけはあるが、細部は忘れていた。作家の「私」が主人公の短編集。どの作品もハードボイルドテイストに溢れていて味わい深い。「村」が良かった。

2023/07/19

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