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さよならキャンドル(1) (ワイドKC)

さよならキャンドル(1) (ワイドKC)

さよならキャンドル(1) (ワイドKC)

作家
清野とおる
出版社
講談社
発売日
2021-09-08
ISBN
9784065248706
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「さよならキャンドル(1) (ワイドKC)」のおすすめレビュー

まともな客が一人もいない東京都北区十条に実在した異次元空間――伝説のスナックを描いた実録コミック『さよならキャンドル』

『さよならキャンドル』(清野とおる/講談社)

 大人になったら馴染みの店を作って足しげく通うもの――そんな風に考えていた時期が私にもあった。家でも仕事場でもないリラックスできる場所がほしくて、バーやスナックで常連になりたかったのだ。ただ現実には店を開拓できず今に至っている。だがまだあきらめてはいない。なぜなら私の家の近所には“すごい”店がたくさんあるからだ。馴染みの店も探せていないのに、なぜそんなことが分かるのかといえば、私が10年以上住んでいる場所は“東京都北区”なのである。

 もしあなたが酒好きでマンガ好きならば、清野とおる氏の「東京都北区赤羽」シリーズはご存じだろう。北区赤羽地域にある“すごい”というか“ヤバい”店と、そこに集う少し(?)個性的な人たちを紹介するこの作品は、シリーズ累計発行部数20万部以上のリアルコミックエッセイである。本稿で紹介したいのはその番外編ともいえる『さよならキャンドル』(講談社)だ。

 北区赤羽の隣町、十条のスナック「キャンドル」について描かれた本作は、本家『東京都北区赤羽』以上に、にわかには事実とは思えないエピソード…

2023/3/13

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さよならキャンドル(1) (ワイドKC) / 感想・レビュー

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あーびん

昔友達が十条に住んでいたので、東京に遊びに行くときはいつも泊まらせてもらっていた。よく赤羽まで散歩がてら歩いたので、赤羽~十条間に広がるごちゃごちゃした住宅街が好きと著者がいうのがすごくわかる。あの風景は私にとってもすごく東京のイメージだったから。あの頃もしかしたらこの漫画に出てくるスナック「キャンドル」の前を通っていたのかもなんてノスタルジックな気分にさせられたが、それを一瞬で吹き飛ばすママ&常連客のヤバさ(笑)

2021/09/27

ぴよ(toyoneko)

「赤羽」外伝みたいな話。まだこんなネタを残していたとは・・・!

2021/09/26

かやま

タイトルと表紙でどういう系統の作品か判らなかったので迷ってたけど、赤羽系らしいので買いました。いくら濃いとは言え小さいスナックでの話なのでそんなに長くは続かないと思うけど、まだまだやばい話出てきそう。

2021/09/13

チョコろん

漫画家として危機を迎えていた著者はやむを得ず深夜の弁当屋でバイトすることに。そこで出会った気になる老婆をつけてみると……。---時期的には赤羽連載前~ウヒョ前かな? 赤羽を踏まえて写メをバンバン取ったのに、それでもキャンドルの不条理さを伝えるのには足りないとか。ちからとは別方向の怪しい雰囲気。赤羽で同居させるのを持て余すのは納得だし、東京怪奇酒を経てからの本作というのはしっくり来る。ちからはマスターが可笑しい面が多いけど、キャンドルはスピリチュアルな不条理さが強いよね。どんな展開をするのか今後が楽しみ。

2021/09/12

プロムナード

いつもの清野なんですけど読んでると泣けてくるものがある。深夜にいきなり見知らぬ老人宅で飲む、たとえばこういう空間がこの世には存在するってことが、ね。

2021/12/26

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