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どんがら トヨタエンジニアの反骨

どんがら トヨタエンジニアの反骨

どんがら トヨタエンジニアの反骨

作家
清武英利
出版社
講談社
発売日
2023-02-17
ISBN
9784065311578
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どんがら トヨタエンジニアの反骨 / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

(2023-27)トヨタ本は数多く出ているが「カイゼン」や「生産方式」に関する物ばかり。トヨタ本にしては珍しい技術物で、86と5代目スープラ開発秘話を描いた作品。86はスバル、スープラはBMW、ただでさえ一台の車を作り上げるのは難しいのに、社風も異なる他社との共同開発。プロジェクトを率いるCEの苦労はここに書かれている以上の事なのだろう。今や「絶滅危惧種」となったスポーツカーをなんとしても世に出したいというエンジニア達の熱い想いが感じられる一冊。トヨタにもこうした技術者がいたのだな。五つ星です!★★★★★

2023/03/29

R

新型86とスープラの開発秘話をエンジニアと会社組織の両面から描いた小説でした。エンジニアの人となりや、その周辺の家族などにも及んでいて、あれもこれもと詰め込み過ぎて、やや事実の羅列的な内容にも思えたけど、熱い想いと車の楽しさが伝わってくるよい話だった。スバルやマツダといった他社のことや、海外メーカーとの差なんかも技術面や、社風からアプローチしてて、知らない分野だけどわかりやすくて面白かった。トヨタがどうしたというよりも、車がどうだという話なのが好感触。

2023/05/01

ハゲおやじ

上司から ほぼ強制的に買わされて読んだ。内容は、トヨタ自動車のクルマ作りにおける組織の中での個人(多田氏)の葛藤である。専門用語(トヨタ自動車内の)が出て来て、それがトヨタ自動車内だけの用語だったと スバルと打ち合わせしていて気付くところは、どこの会社でも有る事だなぁと実感。86の話に比べて、スープラの話は かなり単調で短いのはページ数の関係かな?本の内容は それなりに面白いけど、上司に言われて読まされた事が 私にとって この本は不運である。 出てくる人が実名って事を巻末を読んで驚いた。

2023/03/07

遊々亭おさる

若者の車離れや環境への配慮の必要性、実用性を重視したユーザーのニーズの変化、そんななかで実用性無視のスポーツカーは誰もが売れないと思って生産を諦めていたが、トヨタの技術者である多田哲哉は上層部の無理解と戦いながら売れるスポーツカー作りに邁進していく。プロジェクトX的情熱と苦闘の開発秘話に好きを仕事にした者の幸福と苦悩を知る。ハンドルの遊びが安全なドライブをアシストするように、街中に遊びのための車があるほうが社会にとって良い部分があるのかも。その技術力を高齢者が安全に運転出来る車作りに向けてほしいとも思う。

2023/06/28

おのちん

★★★★☆: Build by passion(情熱で作るんだ)のセリフが気に入った。あと4つの教え。「すべての分野に精通しているオールマイティーのCEなんかいない。だから、自分の得意分野を一つ持ち、あとは専門部署と話ができるレベルまでその都度、必死に勉強すれば良い」「即決のススメ。相談を受けたらその場で即断即決し、彼らの背中を押してやることだ。判断材料が足りないから、と宿題を出すようでは失格。間違っていることに気が付いたら、その時に訂正すればいいじゃないか」「約束と日程は絶対に守る」

2023/06/05

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