KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

QED 源氏の神霊 (講談社文庫)

QED 源氏の神霊 (講談社文庫)

QED 源氏の神霊 (講談社文庫)

作家
高田崇史
出版社
講談社
発売日
2023-09-15
ISBN
9784065315422
amazonで購入する Kindle版を購入する

QED 源氏の神霊 (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

hnzwd

歴史の謎に迫るQEDシリーズ。今回は源平合戦。歴史は勝った側が書いたものだけが残る、という話から、QEDシリーズは基本的に歴史に残っていない裏側を状況証拠と想像で補ったもの、と眉唾で読んでますが、、納得したくなる驚きを与えてくれるので好きなシリーズです。

2023/10/27

イシカミハサミ

QEDシリーズも中盤以降は、 一つの説の敷衍を続けていたというか、 他の人物に拡張していただけというか、 あまり目新しさという意味ではなにもなかったけれど、 この巻は歴史の新しい闇に光が当たった気がした。

2024/01/02

naolog

もう一つのシリーズで、そういえば奈々・祟(崇)と接触してたと思い出した。安徳天皇については自分も”そう”だったんだろう…と思ってしまう。「そんなやつおらんやろ」が多いQEDシリーズだが、今回は天皇家にしても、源平にしても、自分のルーツだったり敬う対象に過剰な対応をする人は実は現代でもいるよね、ってことで意外と素直に読めた。

2023/11/04

ニャーテン

円熟味を増すQEDシリーズ。今回は鵺退治の英雄で77歳という高齢で挙兵した源頼政の謎にスポットライトが当てられ、タタルがその謎と共に源平合戦の真実を解き明かしていく。『平家』という強大な敵に対して、ここまで自らの正義や信念を最後まで貫いたカッコいい生き様の武将がいたとは知らなかった!タタルと奈々の寺社巡りの裏で起きた殺人事件にもやはり源氏と平家が絡み、犯人より歴史の解釈に圧倒されっぱなし。安徳天皇の考察にも説得力があった。歴史の本当の真相はわからないが、古に生きた人の息吹と想いは色褪せずそこにある。

2023/11/05

九曜紋

同著者の「源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義」がひどく面白かったのと、「源平もの」好きなので本書も読了。殺人ミステリーを絡めての推理、歴史考察ではあるものの、よくここまで考えたな、と感心することしきり。もちろん著者の頭の中で構築されたフィクションではあるのだが、ひょっとしたら歴史の真実はこちらかもしれない、と思わせるだけの理詰めの解釈に驚く。

2023/09/19

感想・レビューをもっと見る