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100年見つめてきました (わくわくライブラリー)

100年見つめてきました (わくわくライブラリー)

100年見つめてきました (わくわくライブラリー)

作家
吉野万理子
川上 和生
出版社
講談社
発売日
2023-11-15
ISBN
9784065324585
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100年見つめてきました (わくわくライブラリー) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

生駒山上遊園地。もう30年少し前だろうか、一度だけ行ったことがある。仕事で2年、大阪にいた頃。ものにも命があり、感情もあると思っている部分があるので、同感することが多い。飛行船にゆっくりと乗れる時代であってほしいと切に願う。

2024/03/16

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

読友さんのレビューより。生駒山上遊園地の見張り塔や、各地の遊園地の言葉をはるばる伝言する鳥たちの微笑ましい様子。それがが続くのかと思いきや、遊具たちが見つめてきた100年には戦争があった。戦時中の金属供出も乗り越えた後にやってきた待ち焦がれた平和、そこでもやはり戦火を乗り越えた他の遊園地からのメッセージを鳥が伝えてくれた。ずっとそこに居てくれる存在というのは、なんと人の気持ちをすくいとってくれるものか。言葉のないものにも語りかければ、自分の思いが返ってくるのだなあ。思いは残る、続く。

2024/04/09

雪丸 風人

第一印象は「えぇっ!遊具に語らせるの?」というものでした。これで商品になるのかと疑ってしまったんです。ですが、読み進めるうちにいつしか余計な心配はどこかへ吹き飛んでいました。気づけば遊具君への心配がまさっていき、ハラハラドキドキしていました。いい大人でも清々しいくらいのめり込めるのが凄い!見事に作家の手のひらの上で踊らされましたよ。稼働する最古の大型遊具が見つめた、戦前、戦中、戦後。その歩みをユニークな手法で伝えるやさしくてせつない物語。幅広い世代に手に取って欲しいですね。(対象年齢は8歳半以上かな?)

2023/11/15

遠い日

自宅のリビングの窓からほぼ真西に、生駒山上遊園地をいただく生駒山が見える。さて、山上の遊具飛行塔の語りで、およそ百年の来し方が披露される。戦時に軍事目的で使用されたことは、割と知られたことではあるが、こんなに飛行塔の気持ちが込められるとまた別の思いが立ち上がってくる。鳥たちの伝言のなんといじらしく、温かかったことか。 平和こそ宝。戦中の語れない多くのことばが悲しい。子どもたちの歓声が聞こえてこその遊園地。百年目を目指して、取り戻した平和を守る気持ちを改めて心に刻みたい。

2023/11/16

takao

ふむ

2024/03/26

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