KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

おとなになっても(10) (KC KISS)

おとなになっても(10) (KC KISS)

おとなになっても(10) (KC KISS)

作家
志村貴子
出版社
講談社
発売日
2023-11-13
ISBN
9784065332276
amazonで購入する Kindle版を購入する

おとなになっても(10) (KC KISS) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ぐうぐう

子供も大人もままならないなら、勝手なカテゴライズは取り払って、都合の良い期待も消し去って、とにかく絡まった紐をほどくしかないではないか。理屈を放棄して肩の力を抜いたとたんに知恵の輪が解けるように、開き直って軽い足取りで前へと進む。そうすれば、いつしか紐はほどけていくものなのだろう。大人になるのも悪くないと思えるのだろう。完結。

2023/11/25

koke

百合には結婚というゴールがないから終わり方が難しい。人生中盤戦の大人百合ならなおさら。愛も持続可能性が大事、としんみりしたラストでした。

2023/11/27

真田ピロシキ

今時同性愛を禁断の関係と表現する人はよほど時代錯誤でなければいないと思うが、本作は片方が男女夫婦の不倫から始まっているのが特殊で、そのことで他人事なら流せる同性カップルがいざ身内にいた時の反応を描かれていた。渉もその母も綾乃の父も見ず知らずの人なら好意的に見ていただろう。差別的な人には見えない。当事者からするとそれが分かっているから"正しいこと"だと思って見て見ぬふりをした。誰も完璧な正解は出せない。大人になっても未来は不確実。一先ずハッピーエンドで幕を閉じるが後日談では別れているかもしれない。

2023/12/19

コリエル

完結。『おとなになっても』というタイトルは一つのテーマに集約するわけでは無いのだけれど、数々のトラブルを乗り越えていく恋人と家族の物語なので、最終回の登場する赦しという言葉や受容は大きなトピックではあったかなと。どの関係を切り取っても綺麗サッパリまとまる事は無いけれど、それでも日々は続くしみんな繋がっているというのが志村貴子作品らしかった。

2023/11/14

な。

こどももおとなも間違うことはあるから。その間違いを周りが責め立てるのは簡単だけれど、間違いを赦してあげるとみんなが生きやすくなるのだと思う。ずっと人生は続くからね。

2023/12/13

感想・レビューをもっと見る