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げんじものがたり (講談社文庫)

げんじものがたり (講談社文庫)

げんじものがたり (講談社文庫)

作家
いしいしんじ
出版社
講談社
発売日
2023-12-15
ISBN
9784065340356
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げんじものがたり (講談社文庫) / 感想・レビュー

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niisun

京大卒で京都在住のいしいしんじさんが、現代「京ことば」で描いた『源氏物語(げんじものがたり)』。会社の同僚にも京ことばを使う人がいて、進行形のことを“~したはる”と表現するのに馴染めなかったのですが、文章で読んでもかわらず。まあ、なんとか最後まで読めました。『源氏物語』については、これまで様々な作家さんが書いた小説や漫画などいろいろ読んできましたが、結局は天然ボケなイケメンが主人公のコメディという感想は変わらないですね。そして、どんなバージョンで読んでも“すゑつむ花”の章は、沁々切ないですねぇ・・・。

2024/04/14

すぅさん

大河の「光る君へ」を見てるので、源氏物語も復習したいなと。過去に与謝野晶子版は読んでいるので他の訳者さんも興味がずっとあったから。でも多忙な中でなかなか勇気が‥。。かといってあさきゆみめしも漫画で読破も読んだしなぁ。と思っていたらこちらに出会った。京ことばでの源氏物語とな、読んでみましょ。と。もー、なんて下世話なの!チャラッチャラの男子高校生みたい!!(笑)でも面白かったです。でもやっぱり葵さんの所は悲しいなぁ。

2024/03/06

遠い日

現代の京ことばによる「源氏物語」。いしいしんじさんのキレッキレの現代京ことばのおもしろさにどっぷり浸かりました。チャラ男たるチャラ男に仕立て上げられた光君が、目の前にまんまいそう。言わずと知れた光君の女性遍歴が滔々と語られるわけですが、そこはそれ、平安時代の不文律やら当然の約束事やらが縛りとしてあるわけです。それをかいくぐって秘め事を楽しむスリルのなんと隠微で唆られること。やっていることはチャラいのに、ひとりひとりの姫君に対する思いのまっすぐさと熱量に、やっぱり惚れ惚れさせられてしまいます。

2023/12/22

ハシモ

源氏物語は内容知らないままだったので読んでみました。京言葉で進む話に慣れるのに時間がかかり、半分くらいまでは内容があまり頭に入ってきませんでした。本来の源氏物語はさらに何十巻と続くんですね。光くんが色々な女性に手を出しまくる話で物語として特に面白いとも思えないのですが、これがこの先もずっと続くんですかね。私はここまででいいです。

2024/03/30

よし

京ことば現代版、というのに興味を惹かれて読みました。実際、平安時代の貴族たちは、どれだけ粋に浮名を流せるかを競っていたようなイメージがある。この本は、京ことばと言っても現代版なので、光君たちの軽はずみな行動が、拍車をかけて軽薄に思えて、やれやれという感じでした。その中で、うつせみは、弟があれだけ光君に協力的なのに、なんとか光君から逃れようとしていて、楽しかったです。光君も現代語で読んでいると、言う程スマートじゃないんだな、と思いました。#NetGalleyJP

2023/12/15

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