悼みの海 (講談社文庫)
悼みの海 (講談社文庫) / 感想・レビュー
さんつきくん
新聞に連載されたのも、単行本で刊行されたものも両方読んだ上で、改題された文庫本も手にし、購入した。単行本版は10年近く前に読んでいるが、読み比べてみると文庫本版とでは、あれ?ちょっと違くなっているようなと思って読んでました。著者の仙河海シリーズの1作。震災当日と震災直後を書いた第1部。震災から50年後の未来を書いた第2部。震災から2年後を書いた第3部の3部作となっている。第3部は以前出した「微睡みの海」の続編にもなっている。その第3部が私の好み。思い詰めていた笑子をかつての同級生がおせっかいを焼くのである
2024/03/30
感想・レビューをもっと見る