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愛は甘美なパラドクス: 漫画家マリナ恋心事件 (コバルト文庫 ふ 1-54)

愛は甘美なパラドクス: 漫画家マリナ恋心事件 (コバルト文庫 ふ 1-54)

愛は甘美なパラドクス: 漫画家マリナ恋心事件 (コバルト文庫 ふ 1-54)

作家
藤本ひとみ
谷口亜夢
出版社
集英社
発売日
1992-12-01
ISBN
9784086117111
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愛は甘美なパラドクス: 漫画家マリナ恋心事件 (コバルト文庫 ふ 1-54) / 感想・レビュー

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RAM

現代的なマリナシリーズは逆ハーレムにどう決着をつけるのか心配だったけど、モザンビークで美少年たち全員死亡や重婚でなくて本当によかった。失恋キャラたちがマリナに執着し甘やかすためにくっついていくのでなく、それぞれ自分の役割や生き方を探して前向きに生きていこうとするのが読者としても救われる思いがする。これはハッピーエンドと信じたい。

2020/10/11

マリン

私のマリナシリーズはここで終わっています。彼らの未来は明るいはず!あとは読者の心の中で。お先真っ暗なモザンビークやら逃亡やらからこの展開になったのは嬉しい誤算でした。

2020/10/08

銀の扉

失恋確定なのに片思いしてるヒロインから離れずに尽くし続ける美少年たちの構図。例えばシャルルはジルという理解者がいたけど振り向かず、シリーズに人気キャラを毎回出すためにはヒロインに永久に執着する必要があった。 シリーズが長くなるにつれ美少年たちが争い、後ろ向きになり、読者は好きなキャラの不幸が悲しすぎて読みたくなくなる現象が発生。薫やジルやアミリアは女キャラだけど失恋&不幸枠から逃れられなかった感じだし、マリナシリーズはここで完結と思ったほうがすっきりする。シャルルパリシリーズはシャルルファンでも微妙。

2020/09/28

アリエル

奉仕アンド失恋描写の続く逆ハーレムシリーズの読後感の悪さに限界を感じていた子供読者も多かったのでは。マリナの気持ちを尊重する愛に気づいたシャルルの成長がまぶしかったり、せっかくのご都合主義をいかして薫を救ったり、全員失恋地獄からある意味大円団ともいえる展開に1冊でもっていった藤本ひとみ先生に拍手を送りたくなった。マリナシリーズで一番もやもやしていた誰も幸せにならない暗い未来に突き進む恋愛至上主義のキャラクターたちが一段成長し、明るく輝いていた。この本がマリナシリーズの最終巻だったらよかった。

2020/09/22

かぐや

ご都合主義はあるにしろ現実路線のマリナシリーズとファンタジー路線の銀バラシリーズを混ぜた以降の続刊はナンデモアリ展開で、感動や説得力が…。逆ハーレムに完全決着をつけたら失恋キャラファンの子供読者は悲しむし、シリーズ一区切りの作品としてはベストな未完だったと思う。

2020/09/12

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