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「女子」という呪い (集英社文庫)

「女子」という呪い (集英社文庫)

「女子」という呪い (集英社文庫)

作家
雨宮処凛
出版社
集英社
発売日
2021-09-17
ISBN
9784087443035
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「女子」という呪い (集英社文庫) / 感想・レビュー

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あきぽん

私は幼い頃大変な負けず嫌いだったのを全力で否定されて思春期は陰キャとして過ごし、就職の条件も結婚の条件も男子とは全く違うことに打ちのめされてきました。政府やマスメディアはきれいごとばかりいうけど、男性は女性より筋力とプライドの高い生き物であることは変えようがない。著者と違いビジュアル系バンドやBLやゴスロリには全く興味なかったけど、大いに共感しました。

2022/02/16

たかこ

女が成功するのは→のしあがる。男を立てなきゃいけない、バカなふりしなくちゃいけない。世の中は男に有利な価値観が令和の時代でもまだまだある。女性の「生きづらさ」をこれでもか!という勢いで書いているのは、雨宮さんが実際に活動家でもあるからかも。ジェンダー、フェミニズムの根深い社会問題がまとめてあり、最近は女性が声を上げる事ができるようになってきた事例も。呪いを解くには、社会に向かって声を上げることなのだろう。それができなくても、こういう問題に目を向けて理解を深めていく事が社会を変えていくことにつながると思う。

2023/04/24

ぐっち

フェミ関係は自分とは立ち位置がちょっとでも異なると難しい。つらい気持ちになりながら読む。風俗産業に吸い込まれていく人たち、メンヘラから這い上がった/這い上がれなかった人たち、コロナで即荒野に投げ出されてしまう人たち。軽快な口調とは裏腹に消費されていく女子たちが軽くて重たい。ところで著者がゴスロリを着ると一切セクハラを受けなくなったのは面白い。みんなでゴスロリ着るか…。

2023/03/21

たっきー

2018年に出版されたものの文庫版。文庫版オリジナルとして「2018年以降のフェミニズム」と題した北原みのり氏と著者の対談収録。女性の生きづらさがコロナ禍で露わになったという指摘。個人的には著者のバンギャ史、バンギャ仲間についての記載が興味深かった。上京した友人たちが皆あっさりと風俗産業に吸い込まれた、というのもリアル。恐ろしいけどそうでもしなきゃ食べていけないという現実。

2022/01/30

うさぎや

なるほど確かにこの社会には「呪い」がはびこっている。そんな「呪い」へのカウンターとなる必殺技「性別入れ替え」はぜひとも広まってほしい考え方。

2021/09/26

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