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枕アイドル (集英社文庫)

枕アイドル (集英社文庫)

枕アイドル (集英社文庫)

作家
新堂冬樹
出版社
集英社
発売日
2023-01-20
ISBN
9784087444803
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枕アイドル (集英社文庫) / 感想・レビュー

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H!deking

さすがの黒新堂。楽しませて頂きました。でもなんか結末がある程度想像出来ちゃうとこもあり、可もなく不可もなくってところでしょうか。昔の作品みたくもっとドロドロぐちゃぐちゃなのが読みたかったです笑

2023/08/19

ただぞぅ

夢を叶えるためにはどんな手段も厭わない。女の武器を使ってスターダムを駆け上がる未瑠。一方アイドルでありながら枕営業をする未瑠が目に付き足を引っ張るデリヘル嬢、樹里亜。SNSでの誹謗に収まらず徐々にエスカレートする過激な行為といがみ合うふたりの争いに目が離せない。生まれた環境や場所が勝敗を分けることがある。しかし悲劇のヒロインを演じず自分の力(武器)で切り拓く未瑠の強さに脱帽。また情報番組でありながら真実を語れず建前でしか言えない不条理なテレビの世界。矛盾と虚飾にまみれた世界に未瑠は何を追い求めたのか。

2023/03/06

読書家さん#初代gKP5Xz

清楚・純粋でやっていた売れない地下アイドル未瑠は、芸能界でトップになるためには枕営業も構わないと公言し、次々と仕事を得ていく。それを気に食わない樹里亜は未瑠のブログに絡み続け憎悪をヒートアップさせていく。樹里亜がなぜそこまで執拗に未瑠に固執するのか、最後にいろいろ急展開であっという間に読み終わった。芸能界の枕営業が生々しい実態が描かれていて、売れるためなら自分から枕営業やりますという未瑠と、そこにつけ込む若い女の子と遊びたいおじさんの需要と供給がマッチしていて、自分には異次元な世界だった。

2023/05/03

師匠

性描写が多かったが、アイドルとデリ嬢のSNSでの口撃が多くて、結末はどうなるんだと思っていたが、まさかの予想もしない結末。 でも面白かった。 黒新堂作品が好きだから、今度は別な作品も読んでいきたい

カノープス

新堂冬樹初読み。枕で成り上がるアイドルというワンアイディアに留まらない、こちらの予想の上をゆくえげつなさだった。これは絶対に映像化不可能である。読み手の想像通りに進めながら少しずつ不穏な色を濃くし、少しずつ本筋からズラしながら終幕はタイトルの意味に立ち返った。ある種、下世話な興味本位で手に取る読者に冷水を浴びせるような作品である。話を進めるための無理めな展開もあるが、大きな問題ではない。

2023/01/28

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