注目の新刊 『別れさせ屋の恋 パルフェタムール』 ダ・ヴィンチ2013年5月号
バイオレンスから感動ものまで自在な筆致を駆使し、多彩な作風を誇る新堂冬樹。今回は究極の恋愛小説で勝負する。政治家の愛人だろうが、トップ女優だろうが、百戦錬磨の腕で堕としてきたプロの色事師・俊。「別れさせ屋」の彼はしかし、清楚で妖艶な栞に惹かれて……。
最終更新 : 2019-11-18
1966年大阪生まれ。18歳で会社を設立し、19歳で月収1,000万円を達成。金融会社で勤務したのちコンサルト業などを行いながら執筆活動を続け、1998年に『血塗られた神話』で「第7回メフィスト賞」を受賞し作家デビュー。深夜の執筆だけで数十冊の小説を執筆し、最盛期には10本の連載を抱えていた。エンターテインメント小説を自由自在に綴り、裏社会を描くノワール作品「黒新堂」と純愛ストーリーを描く文芸作品「白新堂」を書き分けるなどして世界観でも注目される。
2000年発売の『無間地獄』(幻冬舎)や2001年発売の上下巻からなる『カリスマ』(徳間書店)などがヒット。2003年発売の『忘れ雪』(KADOKAWA)と2004年発売の『ある愛の詩』(KADOKAWA)、2006年発売の『あなたに逢えてよかった』(KADOKAWA)は「純愛三部作」と呼ばれ累計70万部突破のベストセラーとなった。『忘れ雪』は2015年に映画化。2005年発売のベストセラー『僕の行く道』(双葉社)も、2009年に『ぼくとママの黄色い自転車』として映画化された。ほか、2002年発売の『溝鼠』(徳間書店)は2014年に映画化、2004年発売の『アサシン』(KADOKAWA)は2011年に映画化。
2010年発売の『黒新堂冬樹のブラック営業術』(宝島社)では「成功哲学」を綴るなど実用書も手掛ける。中央公論新社のWeb連載で2018年から公開されていた『少年は死になさい…美しく』は著者史上“最低最悪の作品”と言われ、2019年に単行本で発売。著作にはほかに『血』『ミッション』『たったひとつの花だから』『私立歌舞伎町学園』『制裁女』『紙のピアノ』『炎と氷』『吐きたいほど愛してる。』『黒い太陽』『枕女優』『女王蘭』『底なし沼』『不倫純愛』『闇の貴族』『ろくでなし』など多数。小説家のほか、2007年には芸能プロダクション「新堂プロ」を設立し社長を務める。2009年公開の映画『劇場版 虫皇帝』では映画監督を務めるなど、さまざまな領域で活躍。書籍のプロデュースや講演活動なども行う。
最終更新 : 2018-06-08
バイオレンスから感動ものまで自在な筆致を駆使し、多彩な作風を誇る新堂冬樹。今回は究極の恋愛小説で勝負する。政治家の愛人だろうが、トップ女優だろうが、百戦錬磨の腕で堕としてきたプロの色事師・俊。「別れさせ屋」の彼はしかし、清楚で妖艶な栞に惹かれて……。
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